丸大食品 五輪関連売場が最高潮 秋に「燻製屋」コラボ第三弾
現在開催中のパリ五輪でハム・ソーセージの「TEAM JAPANオフィシャルサポーター」を務めている丸大食品は、主力ウインナーの「燻製屋」やロースハムの「いつも新鮮」シリーズなど12品をチームジャパンの公式ライセンスデザインに一新している。「売場での展開が最高潮。12品すべてで前年実績を大きく伸長」(池田知功上席執行役員ハムソー事業部長)と好調だ。
7月26日には秋冬の新商品を発表。燻製屋のフレーバーウインナー第3弾「レモン&パセリ」を10月から投入する。パリ五輪関連商品の勢いを、秋冬商戦にもつなげる。
主力「燻製屋」のフレーバーシリーズは、これまで六甲バターの「QBBチーズ」、「南部唐辛子」とのコラボを展開し、いずれも数量限定で発売し好評を得ていた。今年10月から数量限定で新発売するのが「レモン&パセリ」。同社調査では、フレーバーウインナー市場では、ハーブ・スパイス系が約5割と最も規模が大きい人気カテゴリーで、さわやかな風味を生かすため、ライトスモーク仕上げとした。ボジョレーやクリスマスシーズンなどに提案し、秋〜年末商戦の売場を活性化させる。
調理加工品では、人気の韓国の家庭料理が手軽に味わえるシリーズの名称を「韓国列伝」シリーズに変更し、秋冬の鍋シーズンに提案する。さらに環境配慮の観点から、パウチサイズを縦横それぞれ1割ほど小さくしプラスチック使用量の削減を図る。
同シリーズ新商品の「プデチゲ鍋つゆ」(3〜4人前)は新大久保の人気有名店「テーハンミング」のオーナーシェフが監修。燻製屋ウインナーなどとも相性が良い。
同シリーズは、既存の「コムタン鍋つゆ」(3〜4人前)のほか、2人前の「サムゲタン」「ソルロンタン」「ユッケジャン」をラインアップ。鍋料理ランキングでも韓国風鍋は人気が高いことから、韓国シリーズを拡充して臨む。
同社グループはデザート・スイーツにも注力しており、丸大食品はスコーンをシリーズ化している「おいしい一休み Cafelf」でも環境配慮の取り組みを強化し、内包のトレイをプラスチックから紙トレイに変更し、プラ使用量を約43%削減させる。外包はプラのピロータイプに変更。商品は人気のチョコレートと、以前発売し好評だった「アールグレイ」との2品体制で臨む。