漫画「だったら1人で行ってよ」のカット(塚田うさぎさん提供)

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 衝撃を受けた出来事を描いた漫画「だったら1人で行ってよ」が、Instagramで話題となっています。

 高校時代、塾の友達に誘われ、2人でカラオケに行くことになった作者。交代で歌うことになったのですが、作者が歌っているときに、ふと友達の方を見ると…。読者からは、「それは切ない」「こんな人、会ったことない!」「失礼過ぎるよー」などの声が上がっています。

友達とのプリントシートを発見し、漫画を制作

 この漫画を描いたのは、会社員の塚田うさぎさんです。Instagramで漫画を発表しています。塚田うさぎさんに、作品についてのお話を聞きました。

Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。

塚田うさぎさん「小学生の頃は描いていましたが、いつの間にか描かなくなり、大人になってまた描き始めたのは2023年の9月です。仕事でイラストを描いたところ、お客さまに『絵が上手なんだね』と言われ、前向きな気持ちになれました。今は仕事の息抜きに、趣味で漫画を描いています」

Q.今回の漫画を描いたきっかけを教えてください。

塚田うさぎさん「部屋を片付けていたときに、この漫画の友達とのプリントシールを発見し、カラオケでのエピソードを思い出したことがきっかけです。衝撃的な出来事だったので、皆さんの反応も知りたいと思い、漫画にしました」

Q.その後、この友達とカラオケに行くことはありましたか。

塚田うさぎさん「週に1回ぐらい塾で会う程度の仲だったので、一緒に遊びに行ったのも、このカラオケとゲームセンターに行った2回だけだと思います」

Q.なぜイヤホンをするのか、理由は聞かなかったのですか。

塚田うさぎさん「今思えば、単純に他人の歌には興味がなかったんだろうなと思うのですが、当時は『音痴だから』などと傷つく返答をされるかもと思ったら、聞けませんでした」

Q.この友達を、普段から「変わってるな」と思うことはありませんでしたか。

塚田うさぎさん「特になかったと思いますが、強いて言えば、彼女お勧めの漫画を無理やり貸されたことです。私はまったく興味がなかったのですが、『絶対面白いから読んで!』と、5巻くらい渡されました。でも、そもそも生徒同士があまり関わらない個別指導塾だったのに、話し掛けてきたところが少し変わっていたのかな、と思います」

Q.作品について、どのような意見が寄せられていますか。

塚田うさぎさん「『ありえない』『2人で行く意味がない』など、共感のコメントをたくさん頂きました。『1人カラオケは恥ずかしいから、ついて来てもらったのかな?』というコメントもありました」

Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことを教えてください。

塚田うさぎさん「長編漫画や、イラストの投稿もしていきたいです。また、今は簡単なタッチで描いていますが、キラキラした少女漫画のようなタッチのイラストにも挑戦したいです」