広島の大橋祐紀【写真:Getty Images】

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英メディアは「成功するためのツールをすべて持っている」

 J1サンフレッチェ広島は7月26日、FW大橋祐紀が、海外クラブへの移籍を前提とした手続きと準備のため、チームを離脱すると発表した。

 イングランド2部ブラックバーンへの移籍が濃厚とされており、英メディアでは昨季公式戦33得点を決めたエースFWサミー・スモディクスの後釜として、大橋のポテンシャルに期待を寄せている。

 大橋は中央大在学中の2018年に特別指定選手として湘南ベルマーレでJリーグデビュー。卒業後の2019年に湘南に正式に加入し、2023年シーズンには23試合で13得点を挙げてブレークした。今季から広島に移籍し、大卒6年目、27歳にして初の海外挑戦が目前となっている。

 新天地はイングランド代表のレジェンドFWアラン・シアラー氏らを擁してプレミアリーグ優勝経験もある古豪ブラックバーンとなる見込み。同クラブは昨季リーグ戦で27得点、FAカップでも6得点を決めていたスモディクスに移籍の噂が浮上していることもあり、英メディア「FOOTBALL LEAGUE WORLD」はその後釜になり得る存在として大橋に注目している。

 記事では大橋について「イングランドでのプレー経験はないが、大橋はイーウッド・パーク(ブラックバーンの本拠地)で成功するためのツールをすべて持っている」と、そのポテンシャルの高さを伝えている。

「この27歳は今年、広島に加入して以降、目覚ましい活躍を見せている。新しいクラブでは27試合で16得点。非常に印象的な記録だ。27歳で若手ではないため、将来的にスモディクスのようにローヴァーズに利益をもたらすことはないかもしれないが、彼が日本で残した得点記録は素晴らしい。100万ポンド(約2億円)以下ならば、間違いなく獲得するべきだ」

 高い決定力を誇るストライカーとして期待を集めている大橋。イングランド移籍でその価値をさらに高めることができるのだろうか。(FOOTBALL ZONE編集部)