トヨタ「“ちょっと大きい”ヤリス」実車公開! 斬新“大口顔”の「コンパクトモデル」! 全長4.1m級ボディ&赤内装の「プレミアムS」バンコクで披露

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日本とは違う「ヤリス」がタイにあった!

 トヨタのタイ法人は、2024年7月3日から7日までバンコク国際展示場(BITEC)で開催された「FAST Auto Show Thailand 2024」において、最新のトヨタ車ラインナップを出展しました。
 
 そのなかには、共通の車名ながら日本の同名モデルとはまったく異なる成り立ちで誕生した「ヤリス」の姿もありました。

むむ?日本とはずいぶん違うタイのトヨタ「ヤリス」とは

 ヤリスは、1999年に誕生したコンパクトカー。ただし日本では、初代から3代目まで「ヴィッツ」の名で販売されていました。

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 現行モデルは、2019年10月に登場した4代目。このタイミングで国内でもグローバル共通のヤリス名に統一されています。

 新開発のGA-Bプラットフォームを採用し、パワートレインは1リッターと1.5リッターの各直列3気筒ガソリンエンジン、そして1.5リッターハイブリッドの3タイプを用意します。

 日本仕様のボディサイズは、全長3950mm×全幅1695mm×全高1495mm、ホイールベース2550mmです。

 しかしこのヤリスとは異なる系譜で、2013年から中国やベトナム、タイなどアジア圏などで展開される“もうひとつのヤリス”が存在しています。

 タイ仕様のボディサイズは全長4171mm×全幅1730mm×全高1500mm、ホイールベース2550mmと、日本のヤリスよりちょっと大きいばかりか、まったく異なるデザインを採用。ベースのプラットフォームも従来型を継承しています。

 スタイリングは、2023年3月に実施されたマイナーチェンジで刷新。特にフロントマスクは、ロア部の大開口部をブラックでまとめ、ハンマーヘッドスタイルのヘッドライトと組み合わせた迫力あるスポーティなデザインが特徴です。

 パワートレインは、最高出力92馬力・最大トルク109Nmを発揮する1.2リッター直列4気筒エンジンで、CVTと組み合わせています。

 先進運転支援機能「トヨタセーフティセンス」を採用し、安全性も高められました。

 グレード展開は「スポーツ」「スマート」、そして上級モデルの「プレミアム」、最上級モデル「プレミアムS」の4タイプです。

 タイでの販売価格は、55万9000バーツ(約248万円)から69万4000バーツ(約308万円)までです。FAST Auto Show Thailand 2024では、最上級グレードのプレミアムSが展示されていました。