50代「団地ひとり暮らし」の収納術。板を組み合わせるだけで使いやすくなる
団地暮らしでも収納は充実! 団地でひとり暮らしをする、ESSEオンラインライター(50代)は、困った収納は簡単DIYで解決。食器棚やワゴン不要で、新しいアイデアでスッキリ暮らせます。だれにも見られない場所でも、工夫次第でストレスフリーの生活が叶う収納ワザについて語ります。
進化していた!団地の「収納」事情
私が30歳まで住んでいた団地は、昭和30年代に建てられたもの。内装は当時のままだったので、めちゃくちゃ古くて使いにくいところがたくさんありました。そのため、団地のイメージはあまりよくなかったのですが、縁あって今の団地に住んでみたらあらゆる設備が進化していてびっくり!
とくに収納は充実していて、1LDKなのに天井まである大きなクローゼットが3か所あり、キッチンもファミリータイプ並みに広いのです。おかげで食器棚やワゴン、カウンターといった家具も不要になり、アパート時代よりはるかにすっきり暮らせるようになりました。
簡単DIYでちょい古団地の収納をさらに使いよく!
とはいえ、デメリットがないわけでもありません。水回りの収納は昔ながらの観音扉タイプだし、引き出しは既成の収納グッズが入らない微妙なサイズ。そんな「賃貸あるある」は、簡単DIYで使いやすく工夫しています。
くぎや接着剤がわりに活用しているのは、アクリルフォーム両面テープ。強力にくっつき、はがすときも糊跡なし。賃貸の味方です。
扉裏にポケットをつくる
キッチンの収納で大活用しているスペースが、シンク下の扉裏です。
あき箱や100均ボックスをはりつけ、ビニール袋やコーヒーフィルター、保冷ポットなど、よく使うこまごましたものを浮かせる収納にしたら、さっと取れてとても便利!
古いタイプの観音扉のシンクだから使えるワザ。空き箱や収納ケースを両面テープで貼りつけるだけ。
板3枚でコの字ラックをつくる
棚のないガス台下のスペースは、100均のMDF板2枚を側面に入れ、幅ぴったりにカットした板をのせるだけ。上段は軽めのものをしまっていますが、上下に仕きったことで使い勝手が格段にアップ!
じつはこのアイデアは、90年代頃によく雑誌で紹介されていたんですよ。当時はカセットテープやビデオテープなどを脚にしてつくっていたのですが、50代以上の人なら知っている人も多いかも!?
シンク下は余っていた板で棚を手づくり
昔ながらの観音扉のシンク下収納。排水管をよけられる既製の組み立て棚もあるのですが、それを使うと背の高いミキサーなどがしまえない…。ということで、家にあった板で簡単棚を手づくり。
H型に板を組んだだけ。壁と配管が支えになっているのでぐらつきません。
洗面台下はつっぱり棒+板
洗面台は鏡裏と洗面ボウル下に収納があるのですが、下は配管が邪魔で既製の収納棚が入りません。最初はつっぱり棒を渡していたものの、何度も落下してしまうのでこちらもキッチンのガス台下同様にコの字に。
100均のMDF板を脚にして、幅ぴったりにカットした板、奥につっぱり棒2本を組み合わせています。仕きったことで、下はボトルなど高さのあるもの、上は小物としまい分けられるように。
収納を工夫すると出し入れのストレスゼロ。
工夫を凝らすのも、50代にとってはいい脳トレに
扉や引き出しの収納はだれかに見られるような場所ではないのですが、工夫して使いやすくしまえるようになるとプチ達成感があります。
50代的には、こういうことが結構いい脳トレに。次はどの不便を解決しようかなともくろんでいます。