気がつくと、ついキッチンに増えがちなものってありますよね。ESSEフレンズエディターで整理収納コンサルタントの奥田明子さんは、「片づけに悩む家庭にあるものには共通点がある」と話し、ご自身でも、ものが増えすぎないように気をつけていると言います。今回は、片づかないキッチンにありがちなものとその対処法を紹介します。

1:使用頻度の低い調味料は、開封日をメモ

片づかないキッチンにあるもののひとつが、「使用頻度の低い調味料」。エスニック系のものや珍しいドレッシングなど、結局使いきれなかった…という話をよく聞きます。

まずは使いきれるか一度考えてから買う、購入する場合は小さめのサイズを選ぶことをおすすめしていますが、購入後ぜひしていただきたいのが「マジックで開封日を記載すること」。とくに、初めての調味料を買うときに開封日を書いておくと、早めに食べようと意識することができ、使い忘れを防げます。

記入の際に使っているのが、「ディアキチ ワザアリテープ」というアイテム。冷蔵後内でもしっかりくっつくので、マスキングテープに替えて愛用中です。

こんな感じで簡単に開封日を記入。食材の価格が高騰している今、お気に入りのアイテムを使って楽しくムダなく食品を使いきりたいですね。

2:保存容器は汚れてきたら処分を

保存容器もつい増えやすいもの。とくに変形、変色したものや、重ねて保管できないものは片づかない家にありがちなアイテムです。片づけが苦手だった私も以前はたくさんもっていました。

整理収納を仕事にしている今は、重ねて保管できるものや、少し値がはっても長く使えるものを選び、汚れたものは思いきって処分するようになりました。愛用のイワキの「パックアンドレンジ」は、いちばん古いものだと20年選手!

汚れてもフタだけ交換できるし、重ねての収納がかなうので場所をとりません。このようにムダなもの、汚れたものを増やさないことで、すっきりしたキッチンに近づきます。

3:捨てどきがわからないふきんは替える日を決める

汚れているけれどまだまだ使えるキッチンふきんは、替えどきに悩むもの。引き出しや棚の中にたくさんある方も多いと思います。

たしかに、汚れたふきんは雑巾としても使えるし、捨てるにはもったいないという気持ちもわからなくはないのですが、収納場所をとるなら、ある程度もつ量と入れ替える日を決めるのがおすすめです。

わが家では、「白雪ふきん」や「かや織ふきん」といったお気に入りを使用しています。シミがついてきたら漂白しますが、落ちなくなってくるとお気に入りだろうが床掃除用にチェンジ。そうして最後は処分しています。

片づけの仕事をしていると、ものをもちすぎず、最後までムダなく使いきることの大切さを実感します。今あるものを大切に使いながら、すっきりと暮らしていきたいです。今回の内容が、少しでも参考になればうれしいです。