夏休みの「ディズニー旅行」を計画中です。家族4人分のチケットで「4万円」かかるのですが、やはり夏休みは高いのでしょうか? どこのテーマパークもこのくらいかかると覚悟すべきですか…?
ディズニーランドのチケット価格の推移
東京ディズニーランドのチケット価格は年々上昇しています。例えば、2014年には大人の1デーパスポートが6400円でしたが、2023年10月以降は最高1万900円まで値上がりしています。この10年で5000円弱値上げしていることから、チケット代の高さに驚く人もいるでしょう。
この価格上昇の背景として、新しいアトラクションの導入や運営コストの増加などが考えられます。また、オリエンタルランドの経営戦略として、土日より平日のチケット代を低く設定することで平日の来場者を増やしたいという意図もあるようです。
4人家族の場合のディズニーランドのチケット代は?
ディズニーランドのチケット代は、利用する日や時間帯、年齢によって数段階に分けて設定されています。東京ディズニーリゾートの公式サイトによると、毎週土曜日や8月中旬はチケット代が最高価格に設定されています。例えば2024年8月10日の1デーパスポートの価格は以下のとおりです。
大人:1万900円
中学生・高校生:9000円
幼児・小学生:5600円
親2人と中学生以上の子ども2人の家族を想定すると、4人分のチケット代だけで約4万円になります。旅行となると交通費や宿泊代もかかるため、負担を感じる人もいるでしょう。
他のテーマパークのチケット価格との比較
では、比較のために東京ディズニーランド以外のテーマパークのチケット価格も見てみましょう。夏休みなどの混雑期はどのテーマパークでもチケット価格が高めに設定されています。大人1人あたりの1デーパスポートの価格は以下のとおりです。
●ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ):1万900円
●富士急ハイランド:7800円
●レゴランド・ジャパン:7400円
これらの価格を見ると、ディズニーランドのチケット価格はUSJと変わりません。ただ他のテーマパークよりは高めだと言えるでしょう。
ディズニーランドやUSJのチケット価格が他のテーマパークよりも高い理由として、アトラクションの規模が大きく、世界観が作り込まれていることなどが挙げられます。有名なキャラクターに直接会えたり、まるで映画の世界に入り込んだようなアトラクションを楽しむことができます。
パレードやショー、季節ごとのイベントにも力を入れているため、多額のコストがかかっていると予想されます。確かにチケット代は高めですが、提供される体験の質や規模を考えると妥当と言えるかもしれません。
計画的に楽しい旅行を
ディズニーランドのチケット価格は他のテーマパークに比べて確かに高めです。しかし最新のアトラクションやショーなど、非日常的な体験を提供していると考えると、価格に見合ったものとも考えられます。
平日に利用したり入園の時間を遅らせたりすることでチケットの価格を抑えられますが、夏休み中の利用であればそれも難しいかもしれません。
少しでもお得にディズニー旅行を楽しみたい、という場合は、宿泊施設や交通機関とチケットがセットになったプランを選ぶことで、トータルの費用が抑えられたり、各種サービスを受けられたりします。さまざまなプランを提供している企業があるので、事前にじっくり調べて楽しい旅行を計画してくださいね。
出典
東京ディズニーリゾート パークチケット
執筆者:山田麻耶
FP2級