クルマに付いた「砂ぼこり」 気になっても「乾拭き」は絶対NG!さらに「濡れたクロス」も要注意!? ではオススメの洗車方法とは!
愛車に「紙やすり」を擦ったようなキズが!
風が強い日は、クルマのボディに大量の砂ぼこりが付着し、とくにボディカラーが黒など汚れが目立つ色の場合には、車体全体がうっすらと白くなるほど目立ちます。
こうなるとついつい汚れを手で払いたくなりますが、うっかりこすったり「乾拭き」することはクルマにとって厳禁だといいます。
なぜ、砂ぼこりを落とすために乾拭きしてはいけないのでしょうか。
【画像】「えっ…!」 これが「洗車機NG」のクルマです!(29枚)
ボディコーティングを行うカー用品店のスタッフによると、「砂ぼこりを取ろうとして乾拭きすると、細かい砂がボディを傷付けることになり、まるで紙やすりを掛けたような傷ができることがあります」とのこと。
砂ぼこりは湿気で固まる特性があるため、付着して時間がたつと次第に汚れの粒が大きくなり、その状態で乾拭きをすると傷がさらにひどくなるのです。
また、たとえ汚れが付着してすぐの状態であっても、クロスで強くこすると間に挟まった砂がボディをこすり、クルマの表面が傷ついてしまいます。
そのほか、夏にかけて発生が増える「黄砂」は一般的な砂ぼこりよりも粒が大きいので、黄砂の上から乾拭きをするとさらにひどい擦り傷ができる可能性もあります。
くわえて雨に含まれた汚れも、乾燥するとボディを傷付ける要因になるため要注意です。
では、ボディに付着した砂ぼこりを安全に落とすには一体どのように対処すれば良いのでしょうか。
先述のカー用品店のスタッフは以下のように説明します。
「まずは無理にこすらないことが大事です。乾拭きはもちろん、濡れたクロスであっても、強く擦ると傷の原因になります。
まずは水をかけて表面の砂ぼこりをしっかり流してから、カーシャンプーなどを使って洗い落とすようにしてください」
そして自宅に洗車するスペースがない場合は、セルフ洗車場を活用して愛車をキレイにするのもオススメです。
また、手間を掛けないようにガソリンスタンドなどにある自動洗車機を利用することもあるでしょうが、これについては「ボディに汚れが固着していると洗車機の水圧やブラシで傷が付いてしまうことがあります」とのこと。(カー用品店のスタッフ)
自動洗車機を利用する場合は、砂ぼこりが固まってしまう前の、早めのタイミングで洗うことを心がければ安心だと話します。
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このように、ボディに付着した砂ぼこりをこすると紙やすりをかけたような傷ができてしまうため、乾拭きのみならず“濡れたクロス”でも強く拭くことは厳禁です。
傷を防ぐため、砂ぼこりは無理に払ったり拭き取ろうとせず、まずは水で流すところから洗車を始めるようにしましょう。