キッチンの掃除が格段にラクに。引っ越してから置くのをやめたもの5つ
新しい家に住むタイミングは、家事のやり方を変えるチャンスです。大手ハウスメーカーで家を建てたライターは、キッチンの掃除をラクにするため掃除用スポンジ、水切りカゴ、三角コーナーなど5つのものを置くことをやめました。なくしたところで支障もなし。むしろ以前に比べて、キッチンを清潔に保っています。
新しい家では掃除がラクなフルフラットのキッチンを採用
フルタイムで共働きのわが家は、夫と中学生の長女と長男、小学生の次女の5人暮らし。夫婦ともに在宅勤務がスタートしたのをきっかけに、分譲マンションから注文住宅に引っ越しました。1階にLDKと水回り、筆者のワークスペース、2階に夫の書斎、主寝室、子ども部屋があります。
キッチンはパナソニックのラクシーナを採用。お手入れを簡単にすませたいという理由から、掃除がしやすいよう、凸凹の少ないフルフラットタイプを選びました。ちなみにサイズは幅260×奥行き93×高さ90cmです。
筆者は、新しいキッチンを使うタイミングで、掃除の手間がかかる以下の5つのものを置かないことにしました。
・掃除用スポンジ
・スポンジ用カゴ
・水切りカゴ
・三角コーナー
・キッチンマット
このなかで掃除用スポンジは、新築の家に住むタイミングだったことでなくせたものです。その代わりにどうしているかも、詳しく解説します。
1.掃除用スポンジ:新しいキッチンなので食器用と兼用
わが家には、掃除用のスポンジはありません。食器とシンクを洗うスポンジは、同じものを使っています。このアイデアは、ある整理収納アドバイザーが、書いた本を読み知りました。
筆者も最初は、「えっ!」とびっくりしました。しかし、「未使用のキッチンは、未使用の食器と同じ」というコメントを読んで納得。新しいキッチンを使うタイミングで、掃除用スポンジをなくしたのです。
掃除をするときのルーティーンは、以下のとおりです。
1.食器を洗ったあと、そのまま同じスポンジでシンクの中と、排水口の網まで洗う(排水口の中までは洗わない)
2.週に1回、排水口の中を洗ったら、そのスポンジを捨て、新しいスポンジに取り換える
こうすれば、替えどきがわかりにくいスポンジを、定期的に交換できます。雑菌が繁殖しやすいといわれる排水口の内部も、短いサイクルで掃除することで、清潔に保てます。
スポンジは100均で購入した、4個で100円のものを使っています。ですから、それほど大きな出費になりません。
2.スポンジ用カゴ:掃除用スポンジをやめたことで不要に
以前住んでいた家のキッチンは、スポンジや洗剤を置くカゴを使っていました。しかし、このカゴは、カビやぬめりが発生しやすく気になっていました。
しかも凸凹しているため、掃除をするときにさっとひとふき、というわけにはいきません。掃除に手間がかかるのも悩みのタネでした。
新居では掃除用のスポンジの利用をやめたので、キッチンには食器用スポンジと洗剤しかありません(あとは水栓の右側にソープディスペンサーがあるだけ)。ですから、標準仕様でついていたカゴは撤去しました。おかげで、カゴの掃除から解放されました。
ちなみに洗剤容器は、スポンジをはさめるタイプを選びました。これなら、スポンジを直接キッチンに置かずに保管が可能。
3.水切りカゴ:食洗機&ティータオルで乾かぜば問題ナシ
スポンジ用カゴと同じく「カゴ自体の掃除が大変」という理由で、水切りカゴも置いていません。
食洗機を設置したので、ほとんどの食器は食洗機に入れます。お鍋など、食洗機に入れられないものは、ティータオルの上に置いています。
ティータオルは、お皿をふくための吸水性と速乾性に優れたタオルです。筆者は、少し厚手の2枚のティータオルを、毎日交互に使っています。洗濯機で簡単に洗えるので、常に清潔な状態を保つことができています。
4.三角コーナー:料理のときはキッチン用ポリ袋を使用
筆者がキッチン回りでいちばん掃除したくないもの、それは「三角コーナー」です。形が掃除しにくいだけではなく、生ゴミを入れる関係上、どうしてもカビが生えやすいからです。これもわが家には置いていません。
その代わり、料理のときはキッチン用ポリ袋をシンクに置き、そこに生ゴミを捨てています。利用するポリ袋は、スーパーで購入したお肉やお魚のパックなどを入れていたもの。シンク真下の引き出しにストックしています。生ゴミをこまめに捨てるようになり、清潔に保つことができます。
ゴミ袋用のスタンドを使っていた時期もありましたが、汚れが気になるため、現在は使っていません。
5.キッチンマット:洗濯の手間も洗濯機の負担もカット
キッチンに置かなくなったものの5つめは、キッチンマット。以前のマンションでは使っていました。
しかし、キッチンマットを洗濯機で洗うとき、脱水時に大きな振動が発生するのが気になっていたのです。取扱説明書を見ると、それが洗濯機の負担になると書いてあったため、使うのをやめました。
今は、汚れが気になったときに床をふいています。雑巾代わりのペーパータオルと、ふき取り不要のお掃除スプレーでさっと掃除します。
フロアコーティングも施工してある床なので、これだけで簡単にきれいになります。
以前の家では、手間がかかることは後回しに。そのことで、より掃除の時間と労力を費やす、ということを繰り返してきました。
しかし、新しい家に移ってからは、手入れが大変な5つのものを減らすだけで、キッチン回りの掃除のハードルが、ぐっと下がりました。おかげで、毎日少しずつの掃除が習慣になり、以前よりも家を清潔に保つことができています。