年齢を重ねると「ダイエットしても、もうやせられないかも」とあきらめてしまう方も多いのではないでしょうか。ダイエットカウンセラー・おにゃさん考案の、「炭」水化物と「タン」パク質をきちんととる「たんタンダイエット」を参考に、12.6kgやせを達成した エリさん(55歳)が取り入れていた食事をご紹介します。

55歳、食事を整えて1年間で12.6kgやせた

エリさんは、これまで置き換えやサプリ、筋トレまで試したのですが、やせてもせいぜい2kg、しかもすぐリバウンド…というダイエットを繰り返していました。しかし、おにゃ式の基本に沿って食生活に気をつけたら、びっくりするくらい体重が落ち、今も減り続けています。

【画像】エリさんの体重の推移グラフ

気をつけたのは「タンパク質・炭水化物・野菜・水分」をバランスよくとり、よくかむこと。とくによかったのは「オクラやナメコなどのあえ物(通称・ずるいやせ飯)」や「サバ缶を使った料理」です。行きつけの美容院の美容師さんに「やせてキレイになりましたね」と言われたのもうれしかったですね。

たんタンダイエットのルールは3つ!

ダイエットカウンセラーのおにゃさんが提唱する「たんタンダイエット」は、「無理しない」「栄養のあるものをちゃんと食べる」が基本。ストレスなく続けるためのルールは以下の3つ。

●ルール1:タンパク質を「1回100g、1日2種類以上」とる

肉や魚など、タンパク質が多く含まれている食材を、1回の食事で100g程度、食べるようにします。100gの目安は、手のひらの大きさ。そして、昼は肉、夜は魚など、2種類以上の高タンパク食材をとるのがおすすめです。

●ルール2:炭水化物は太りにくいものにする

血糖値が上がりやすくなる炭水化物に関しては、色がポイント。ご飯もパンも麦入り、雑穀入り、玄米(殻つき)など、精製度があまり高くない「茶色いもの」を選びます。

“茶色い炭水化物”は食物繊維やミネラル、ビタミンが豊富で、血糖値の上昇をゆるやかにしてくれ、食べごたえが出て、満腹感が得やすくなります。

●ルール3:野菜はなるべく毎食とる

最初の目標としているのは「毎食野菜を食べる」ということ。これがクリアできたら、1食につき、片手にのるくらいの量を食べます。徐々に摂取する野菜の種類も増やしていけるとベストです。

エリさんのお気に入り料理は「ずるいやせ飯」

「おにゃさんの人気レシピで、『ずるいやせ飯』をよく食べています。蒸し大豆、のり、オクラ、ナメコをしょうゆであえたものを、もち麦ご飯にのせ、生野菜を添えて」(エリさん)

「よくかむのもポイントです」(エリさん)

食物繊維がいっぱいでおなかが満たされる

大豆、野菜、海藻、キノコが一気にとれる、やせおかず。多様な食物繊維を含み、見た目より意外と腹もちがいい一品です。量をたっぷり食べれば主菜に、控えめなら副菜に。

●ずるいやせ飯<調理時間10分・レンジ調理>

【材料(2人分)】

蒸し大豆 100g
オクラ 8本(68g)
ナメコ 1/2パック(100g)
ワカメ(乾燥) 大さじ2
A[オリーブオイル大さじ1 顆粒コンソメスープの素、しょうゆ各小さじ1]
すりゴマ(白) 少し

【つくり方】

(1) ワカメは水で戻し、水気を絞る。オクラはヘタを取り、1cm幅に切る。ナメコはあれば石づきを除き、ほぐしてさっと洗う。

(2) 耐熱容器に(1)のオクラとナメコを入れ、ふんわりとラップをして電子レンジ(600W)で4分加熱する。取り出してワカメと大豆、Aを加えて混ぜる。器に盛り、すりゴマをふる。

[1人分182kcal]]

<メモ>

豆、海藻、オクラで不溶性食物繊維も、水溶性食物繊維も一度にとれます!

 

 

※ 電子レンジの加熱時間は600Wを基準にしています。500Wの場合は1.2倍、700Wの場合は0.8倍を目安に加減してください。機種によって多少差があります

※ 電子レンジやオーブントースターで加熱する際は、付属の説明書に従って、高温に耐えられる耐熱ガラスの皿やボウルなどを使用してください

※ 液体を電子レンジで加熱した場合、取り出して混ぜるときに、場合によって突然沸騰する可能性があります(突沸現象)。できるだけ口の広い容器に入れ、粗熱をとってから取り出すなどご注意ください