老いを感じるほど年をとってはいないけれど、若い頃との違いが身にしみる40代。「マルサイの惑いっぱなし40代」では、現在45歳、3人の息子と夫と暮らすイラストレーターのマルサイさんが、美容やファッションを始めとした40代の悩みに、七転八倒しながら向き合っていきます。45歳になり、「気持ちのきり替え」がうまくいかなくなったと感じたマルサイさん。今回はマルサイさんがたどり着いた解決法についてご紹介します。

この症状…もしかしたら「更年期」かもしれない

5月に45歳になり、40代後半戦が始まりました〜。45歳といえば一般的に更年期が始まる年齢ですね。今のところ自覚症状はないのですが、強いて言えば気持ちのきり替えがうまくいかなくなりました。

落ち込んだら落ち込んだまま、やる気が湧かず仕事や家事の効率も上がらない。息子の反抗期の影響もあると思うけど、イライラもしやすいです。

うーん、もしかしたら更年期の始まりかもしれない。

以前ならおいしいものを食べたり、ランニングをすれば、パッと気分をきり替えられていたのに、この頃はきり替えポイントがイマイチわからないんです。自分のことなのに。

長いと数日間落ち込んだままなんてこともあって、どうにかこの低迷感から脱したいとストレッチしたりいい香りをかいだり、楽しい漫画を読んだり、いろいろと試してみましたが効果ナシ。ぜ〜んぜんきり替わらない。

仕事をする“場所”を変えたことがよかった!

そのなかでひとつだけ効果があったのが、「仕事をする場所を変えてみる」です。単純に仕事道具を持って近所の喫茶店に行くだけなのですが、これが私にはものすごくよかった!

お店を出る頃には気分がスッキリ、暗くて長いトンネルを抜けた時のような開放感がありました。それ以降は気持ちが沈みがちなときややる気が出ないときはちょくちょく喫茶店に行って気分転換をしています。

考えてみたら自宅が仕事場って、オン/オフの境目がなくて常に家事と仕事に囲まれている空間なんですよね。その環境で自分をコントロールして気持ちをきり替えられていたのがここのところでできなくなったのは…やっぱり年齢的なものなのでしょうか。

女性ホルモン減少の影響で仕事場所を変える工夫が必要になるとは思ってもみませんでしたが、更年期症状ってやつはきっとそうやって心身だけでなく暮らし方にも影響を与えて揺さぶってくるものなのでしょう。

だが私は負けない!

変化があるたびに自分に合ったやり方を模索して更年期を乗りこなしてやろうと思います。