「片づいている家」の湿気対策3つ。玄関や収納のホコリ&においを取るコツ
蒸し蒸しジメジメの季節です。気象庁によると、今年の夏も猛暑になる可能性があります。ここでは、本格的な夏が始まる前に片づけておきたい3つのポイントについて、ライフオーガナイザーの下村志保美さんが教えてくれました。
1:玄関のにおい対策。履かない靴は捨てる
冬の間は気にならなかった靴箱の嫌なにおいが、気温が上がってくると感じられるようになります。疲れて帰宅したときや来客時に嫌なにおいがするのは不快なものです。
靴の衣替えも兼ねて、いったん全部靴を出して靴箱のお掃除をしましょう。その際「くたびれているなぁ」という靴は潔く処分。
また「痛い靴」がこの先快適に履けるようになることはほぼありません。足に合わなかったのだ、と気持ちよくサヨナラしましょう。
履かない靴がカビの原因となり、大切な靴まで傷んでしまうなんて残念すぎます。
またついで傘のお手入れもしておきましょう。防水スプレーをしておくだけで、雨の日がぐんとラクになります。
2:押し入れ、クローゼット、納戸はホコリ取りが大事
カビの原因はホコリと湿気がくっつくことがほとんどです。収納の奥の方、そして収納ケースにも気がつくとホコリがたまっていることも。
少しおっくうですが、大きな収納スペース内のものを一度をすべて出して、しっかり掃除機をかけてホコリをお掃除。収納ケースもアルコールスプレーでホコリをふき取ってさっぱり。扇風機やサーキュレーターがあるなら、風を送って今ある湿気を取り払いましょう。
半日くらい時間をおいて収納に風をとおしたら、本当に必要なものだけ収納に戻していくといいですね。
3:冷蔵庫は8割収納にする
冷蔵庫の効率を上げるには80%くらいの量にしておくといいのだとか。奥の方に、もうあることすら忘れてしまっている食材や調味料、スパイスなどはありませんか?
調味料やスパイスは期限がきれていてもすぐにお腹を壊すことはないかもしれません。が、それらがあることで冷蔵庫がパンパンになったり、ほかのものが見えなくなってしまったりすると、食品ロスにつながります。
気温が上がりきる前にぜひ冷蔵庫の片づけ&掃除を。製氷機もこれから大活躍する季節になりますので洗って、気持ちよく夏を迎える準備をしましょう。
大掃除に最適な季節は今!
と、ここまでの3の場所を挙げてきましたが、「大掃除並みに大変!!」と感じるかもしれません。
たしかにそうかもしれません。
だけど12月の大掃除時季に比べて今の時期の方が窓をあけて掃除できるし、汚れも落ちやすい。また不要品が出てきても、粗大ゴミがさほど混雑していない時期ですのですぐに処理できます。そう考えると、今こそが大片づけ&大掃除に最適な季節といえます。
ものが減れば窓もあけやすくなり、換気もしやすくなります。除湿機や除湿剤を買うのもひとつの方法ですが、片づいている家こそ湿度対策ができている家ということです。