におわない&速く乾く「部屋干し」のコツ。裏返して干すだけでも効果あり
部屋干しをする機会が多くなる梅雨時。「洗濯ものが空気に触れる面積を増やす」「部屋の空気を循環させる」「洗濯ものの下に新聞紙を敷く」など、ちょっとした干し方のコツで洗濯ものが速く乾き、部屋干し臭を防止することができるそうです。クリンネスト1級・せのお愛さんが詳しく解説します。
“空気に触れる面積を増やす”干し方を意識
洗濯ものを速く乾かすための1つ目のコツは、「洗濯ものが空気に触れる面積を増やすこと」。干し方を少し工夫するだけなので、今日からでも簡単にできますよ。
●裏返して干す
ポケットがあるズボンは裏返して干すことで、乾きにくい部分が空気に触れるのでおすすめです。ズボンの裾や上着の袖も、筒状に広げて空洞をつくってあげると乾きやすくなりますよ。
●間隔をあける
洗濯ものをハンガーで干すときは、できれば10cmほど間隔をあけるとよいですよ。空気の通り道ができるので、乾くまでの時間が短縮されます。
●ボタンを開ける
シャツやカーディガンのボタンは、留めたままだと重なっている部分が乾きにくいので、外してから干してくださいね。パーカなどのファスナーも、開けて干す方が乾きやすいですよ。
●ずらして干す
タオルは、両端がそろわないようにかけて干しましょう。重なる部分を減らすことで空気に触れる面積が増え、乾きやすくなりますよ。
部屋の空気を循環させて、湿気を追い出す仕組みづくり
2つ目のコツは、「空気を循環させること」。閉めきった室内で部屋干しをしていると、湿気の逃げ場がなく、洗濯ものが乾きにくくなってしまいます。部屋の空気を動かすことが大切です。
●サーキュレーターを使う
窓を開けて換気ができない梅雨時は、サーキュレーターや扇風機を使って空気を動かしましょう。洗濯ものの水分は下の方にたまるので、風は下から当てると効果的です。洗濯もの全体に風が当たるようにすると、速く乾きますよ。
●除湿機を使う
部屋の湿度を下げるのに、除湿機は効果絶大! 筆者宅ではサーキュレーターと除湿機を併用していますよ。夜に干した洗濯ものが朝には乾いているので、「洗濯ものがなかなか乾かない」というストレスがありません。
昔ながらの知恵、新聞紙を敷くのも効果あり
「新聞紙を洗濯ものの下に敷く」という昔ながらの知恵も効果があります。新聞紙が余分な湿気を吸い取ってくれますよ。一度クシャクシャにすると、表面積が増えて吸湿率アップ。使った新聞紙は、窓やサッシを拭くのにも使えます。
洗濯ものがなかなか乾かない梅雨の時季も、干し方を少し工夫するだけで、速く乾かすことができます。ぜひ今日から試してみてくださいね。