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小型犬3匹をビニール袋に入れ、窒息させて殺したとして逮捕された元ブリーダーの男が、保健所の立ち入り検査での事件発覚を逃れるため、死んだ犬を隠していた可能性があることが分かりました。

この事件は、埼玉県毛呂山町の元ブリーダー・渡部幸雄容疑者(81)が、経営する犬の飼育施設でポメラニアンなど小型犬3匹を生きたままビニール袋に入れ、殺したとして逮捕されたものです。

警察などによりますと、保健所は去年8月以降、内部事情を知る人物からの通報を受け、9回の立ち入り検査を行っていたということです。

その際、大きな問題は見つからなかったことから、警察は渡部容疑者が事件発覚を逃れるため、死んだ犬を隠していた可能性があるとみて捜査しています。

また、警察は、渡部容疑者が他にも生きた犬をそのままビニール袋に入れる手口で犬を殺していた可能性があるとみて、余罪を慎重に調べています。