「スマホのカメラ機能をもっと使いこなしたいけれど、そもそもなにを撮ればいいの?」「なんだかぼんやりした写真になって微妙…」そんな、スマホへの疑問や不安を解消。スマホ活用アドバイザーの増田由紀さんに、60代以降の世代が抱えがちな「スマホでの写真撮影」に関するお悩みに答えてもらいました。写真をキレイに撮る簡単なコツも紹介!

Q.カメラ機能はあっても、撮影するものがありません

A.メモや拡大鏡がわりにもなるので、気軽に撮ってみて 

旅行でもしない限り、カメラ機能は使わないという人も多いかもしれません。増田さんは「きれいな写真を撮る必要はない」と言います。

「たとえば、公民館へ行って、おもしろそうなイベントやサークルのお知らせがはってあったら、さっとスマホで撮る。そうすれば、あとで見返せるし、いらなくなったら削除も可能。Wi-fiルーターのパスワードなど、見えづらいものを写真で記録しておくのも便利ですよ」(増田さん、以下同)

気負わずに、簡単メモとしてどんどん活用してみて。 

●活用1:時刻表 

電車やバスの時刻表をパシャリ。スマホの中に保存しておけるから、いつでも見られます。

●活用2:小さい文字

字が小さくて見づらかったら、すかさず撮影。ピンチアウト(2本指(どの指でもOK)で画面に触れたまま、指先の間隔を広げる操作方法)すれば、スマホが拡大鏡に

Q.なんだかぼんやりした写真になってしまいます

A.ブレているのかも。構え方を見直してみて

せっかく写真を撮っても、なんだかぼんやりしていてガッカリ…という人は、構え方を見直してみて。

「女性は、腕や手の力が弱いので、ブレてしまうことがあります。しっかりスマホをホールドすればクリアな写真に」

●これはNG

これはNGな使い方。両手で持つとシャッターを押すときにブレる原因になることも。

●構え方の正解:縦の場合

レンズをふさがないように、本体を片手でしっかり持つのが基本。

●構え方の正解:横の場合

横長に撮影したい場合も同じく片手でしっかり持って、撮影します。

「両手で構えてしまうと、シャッターを押すときに手を離すことになり、ブレてしまう原因になるのでNGです」

●<ポイント>レンズの汚れもチェック!

むき出しになっているスマホのレンズは、案外汚れているもの。写真を撮る前には、レンズをふいておきましょう。