トヨタ“新型”「ハリアー」まもなく登場!? 大人気の「高級SUV」は高出力化&内外装変更か? デビュー4年目の「上品モデル」どうなるのか

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トヨタ新型「ハリアー」そろそろ? 

 トヨタ「ハリアー」は、海外ではレクサスブランドで「RX」として販売され、とくに北米で絶大な人気を誇りました。 
 
 そのRXが3代目にモデルチェンジした際に、ハリアーは役目を終えるはずでした。ところが、販売サイドからも猛反対を受けて、RXとは別の車種として存続することになり、しばしのインターバルを経て再生産されることになったのは、有名な話です。

人気SUV「ハリアー」どうなる?

 2013年に登場した3代目ハリアーは、日本には導入されなかった4代目「RAV4」とプラットフォーム等を共用しており、RXよりもひとまわり小さな日本でも扱いやすいサイズで、それまでにも増してオシャレになったスタイリングもウケがよく、予想を上回る人気を博しました。

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 続く4代目ハリアーは、ちょうどコロナが流行り出してまもない、2020年6月に発売されましたが、その2020年には6万6067台で13位、2021年には7万4575台で7位、2022年には3万4182台で18位、2023年には7万5211台で12位となりました。

 半導体不足の影響などさまざまな事情によりたびたび納期の遅れが報じられていながらも、これだけの販売実績を達成したのはさすがというほかありません。

 3代目と4代目は見た目の雰囲気は似ていますが中身は別物で、従来の「新MCプラットフォーム」からRAV4やクラウンシリーズと同じ、GA-Kプラットフォームを採用しています。

 よりRAV4との差別化を図る意味合いもあり、多少は実用性を犠牲にしてもデザインを重視したクーペフォルムとされたのも特徴です。

 パワートレインは、発売時には2リッターのガソリン自然吸気と2.5リッターのハイブリッドが用意され、2022年9月の改良時にハリアー初のPHEV(プラグインハイブリッド車)が追加されました。

 そんなハリアーは、そのままでもまだまだ十分に通用しそうですが、発売から4年を迎えることもあり、そろそろ大がかりな変更があってもおかしくなさそうです。

 エクステリアデザインは、4年もたてばそれなりにトレンドも変わるのでリフレッシュされることでしょう。

 フロントは「クラウン」シリーズや「プリウス」などトヨタが積極的に採用しているハンマーヘッドのデザインが何らかのハリアーにも採用される可能性もありますが、せっかく評判のよい初期型のデザインをあまり大きく変えないことも考えられます。

 リアまわりについては、現行型の登場当初から話題となっている、リアバンパーに埋め込まれた低いウインカーの位置が変更される可能性があります。

 これが見にくいという声が小さくないので、ブレーキランプに近い高さに移設され、それにともない全体的にリアまわりのデザインが新しくされることも考えられます。

 その他、装備面や機構的なところでは、ハリアーには未採用で後発のクラウンシリーズに採用された新しいものが可能な範囲で取り入れられていくことが予想されます。

 ハリアーといえば、魅力的なインテリアデザインにも定評があります。2022年の改良でフルデジタル液晶メーターが採用されました。ただし、地図表示には対応していません。

 それが、クラウンシリーズのように、12.3インチのフル液晶デジタルメーターに地図表示機能が付与されるかもしれません。

 また、インテリアデザインはあまり変わらなくても、カラーコーディネートが変わるかもしれません。トヨタはこれまでもマイナーチェンジの際に新しいインテリアカラーを追加して人気を博してきたこともあり、今回もその可能性はありそうです。

 先進運転支援機能についても、3代目ハリアーの後期型でトヨタセーフティセンスが搭載されて以降、徐々にアップデートされてきましたが、なにぶん日進月歩で進化している分野なので、新しいハリアーにも何らか動きがあることでしょう。

 プロアクティブドライビングアシストや、スマホによる遠隔操作を可能としたアドバンストパークアドバンスト、ハンズオフを実現した渋滞時支援のアドバンストドライブなどを備えた「トヨタチームメイト」に進化するのではないかと予想できます。

 走りに関して変更で可能性が高いのは、まずハイブリッドシステムです。クラウンで新たに採用された、バイポーラ型ニッケル水素電池がハリアーにも搭載され、システム最高出力が218〜222psから234ps以上に引き上げられたり、PHEVのEV航続距離が現在の93kmから100km超に延長されるかもしれません。

 また、4代目ハリアーには、3代目ハリアーにはあったターボ車がまだ設定されていませんが、クラウンに搭載された、349psものハイパワーを誇る2.4リッターターボのデュアルブーストハイブリッドが加わる可能性もあります。

 さらに、同じく3代目にはあって4代目にはまだないGRモデルが、いよいよラインアップされることも考えられます。

 人気モデルの人気をさらに高めるべく、いろいろ新しい動きがありそうです。気になっている人も大勢いることと思いますが、楽しみにして待つことにしましょう。