とちぎテレビ

2024年の元日に発生した能登半島地震を受けて、栃木県が支援を続けている石川県穴水町の町長らが17日、栃木県庁を訪れ、これまでの活動に感謝を述べました。

福田富一知事のもとを訪れたのは、穴水町の吉村光輝町長と町の復旧復興対策室の職員あわせて4人です。

栃木県は、能登半島地震の発生以降穴水町に職員を派遣して、避難所の運営や罹災証明書の発行などの支援を行ってきました。

このような「対口支援」と呼ばれる応急的なサポートを行う派遣は、5月6日に終了していて、県では各市町の職員を含む282人を穴水町に派遣しました。

また、2024年4月からは半年の期間をめどに職員1人を穴水町に派遣していて、田畑の被害状況の調査といった中長期的な支援を行っています。

吉村町長は「感謝」という文字が書かれた穴水町産のワインやクッキーを知事に贈り、これまでの支援に感謝を伝えました。

これに対し福田知事は「穴水町の未来を作るために、引き続き栃木県からも職員を派遣して応援していきます」と述べました。

石川県によりますと、6月11日の時点で能登半島地震で確認された死者の数は、災害関連死30人を含む260人で、けがをした人の数は1204人となっています。

また住宅の被害は、8万2392棟に上っていて、避難所には今も2704人が身を寄せています。