とちぎテレビ

栃木県の誕生を記念した「県民の日」の6月15日、それを祝うイベントが宇都宮市の栃木県庁周辺で行われ、大勢の来場者でにぎわいました。

栃木県は、1873年の6月15日に当時の栃木県と宇都宮県が合併しておおむね今の形となり、ことしで151年となりました。

県民の日記念イベントは、県民に郷土愛を育んでもらおうと、毎年、栃木県が開催していて、県議会議事堂で行われたオープニングセレモニーでスタートしました。

県庁本館や広場にはおよそ160のブースが出展し、アユの塩焼きやジャガイモ入り焼きそばなどご当地グルメの店が並びました。

また、栃木県が誇る豊かな自然や防災を紹介するブース、それに警察や消防の車両の展示も行われ、来場者は写真を撮ったり、説明を聞いたりして、栃木県への理解を深めていました。

今回は仮想空間で災害を体験できる車両が県民に初めて披露され、体験した人は防災の大切さを改めて実感したようでした。

一方、ステージイベントでは、栃木県の文化財の魅力を発信する文化財オフィサーに就任した歌手の相川七瀬さんと福田富一知事によるトークショーが行われました。世界遺産の日光の社寺など、栃木県にある文化財の歴史を福田知事が説明すると相川さんは、「栃木県は歴史、文化にあふれるワンダーランドのような所。もっと魅力を知って発信していきたい」と話していました。

また、みんなで家事を分担して暮らしを豊かにしようと、栃木県が力を入れて取り組みを進めている「とも家事」の普及イベントが行われました。時短家事コーディネーターのカール友波さんと3人のパネリストが男性の家事への参加や家事の見える化などについて意見を交わし、最後にこの取り組みのキャラクター「ともジカ」が初めて登場して会場を沸かせていました。