とちぎテレビ

8日、栃木市の藤岡渡良瀬運動公園付近を走行中の軽自動車から逃げ出した大型犬「アメリカンピットブルテリア」2匹の行方は2日たった10日も分からず、現場周辺では警戒が続いています。

栃木警察署によりますと、大型犬2匹は8日午後8時半ごろ、群馬県伊勢崎市の47歳の男性が軽自動車の後部座席に乗せ、男性ひとりで藤岡渡良瀬運動公園付近を走行中、パワーウインドーのボタンを押し外に出たということです。

2匹はともに体長70センチ、体重は30キロ前後で毛は茶色です。それぞれ黒と黄色の首輪をしたオスとメスで、飼っていた男性は狂犬病の予防接種は済んでいると警察に説明しているということです。

栃木市では4月にも脱走した犬が4人をかんでけがをさせたことがあり、警察は付近を巡回して「犬を見つけても近づかずに通報を」と呼び掛けています。

また、栃木市教育委員会は藤岡地区の1つの中学校と4つの小学校に注意喚起し、登下校の際は小学生に保護者の付き添い、教職員や安全ボランティアの巡回を強化しました。また隣の岩舟地区の小中学校にも同じ注意喚起をしているということです。