とちぎテレビ

女性1人が生涯に産む子どもの推定人数「合計特殊出生率」は去年、全国で1.20と、最低を更新しました。栃木県も1.19と過去最低を更新しています。

厚生労働省が5日、発表した去年の人口動態統計で「合計特殊出生率」は全国で1.20となり、データのある1947年以降の最低を更新しました。

そして、栃木県内の「合計特殊出生率」は前の年に比べて0.05ポイント減少の「1.19」で4年連続で過去最低を更新しました。(2022年は1.24)また、去年の県内の出生数は9958人となり、初めて1万人を割りました。

福田富一知事は「合計特殊出生率が過去最低を更新し歯止めがかからないことを重く受け止めています」とコメント。

県は少子化を重要かつ喫緊の課題として去年8月、緊急プロジェクトを打ち出し、結婚支援の充実や子育て環境の整備などの取り組みを進めていて、引き続き、最大限の効果を上げていくよう取り組んでいくとしています。