引退を発表した鮫島彩【写真:Getty Images】

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リリースで発表

 大宮アルディージャVENTUSは5月23日、所属する元なでしこジャパン(日本女子代表)のDF鮫島彩が2023-24シーズンをもって現役引退することを発表した。

 鮫島はTEPCOマリーゼ(なでしこリーグ)に加入後、アメリカやフランスでのプレーも経験。2021年より大宮Vでプレーする鮫島は、なでしこジャパン(日本女子代表)としても国際Aマッチ114試合出場を誇り、2011年女子ワールドカップ(W杯)で全試合左サイドバックとして出場し、優勝に大きく貢献した。

 鮫島のコメントは以下のとおり。
「今シーズンをもちまして、引退することにしました。過去を振り返れば、震災によるチーム活動休止、アメリカリーグ移籍、アメリカリーグ廃止によるフランスリーグ移籍、W杯優勝、五輪銀メダル、怪我による無所属でのリハビリ期、etc…自分の思い描いていたサッカー人生からは、想像もつかない出来事の連続だった気がします。ですが、自分が想像していたよりも遥かに、学びの多い、素晴らしいサッカー人生を送ることができました。サッカーを始めてから28年間。あのときもし別の選択をしていれば、失点していなかったかも、怪我をしていなかったかも、もっと良い方向に向かっていたかも…そう思う瞬間はいくつもありますが、サッカーをやっていたからこそ見ることのできた景色や出会えた仲間、そして、これまでに出会ったファン・サポーターの皆さんの存在が、今までの私の選択が全て最高の選択だったことを証明してくれています。両親からもらった名前の通り、サッカーを通じてとても彩りのある時間を過ごすことができました。関わってくださったすべての方々に、心より感謝します。本当にありがとうございました!最高に幸せなサッカー人生でした。5月25日(土)のリーグ最終戦、ぜひ最後まで熱い応援をよろしくお願いします!」(FOOTBALL ZONE編集部)