ワイヤレスタイプの「AT-HRD300」

オーディオテクニカは、カーオーディオシステムに組み込むだけで、スマートフォンやタブレットの音源を手軽に高音質化できるというハイレゾ対応のデジタルトランスポートD/Aコンバーターとして、有線タイプの「AT-HRD100」とワイヤレスタイプの「AT-HRD300」を、5月24日に発売する。価格はAT-HRD100が23,100円、AT-HRD300が30,800円。

有線タイプの「AT-HRD100」

「AT-HRD100」の側面。有線接続用のUSB Type-Bポートを装備

ライン出力×2と光デジタル出力を備えたD/Aコンバーター。有線タイプのAT-HRD100は本体側面のUSB Type-B端子経由でスマホやタブレットなどと接続する。AT-HRD300もUSB Type-Bポートを備えるが、こちらはサービス用。

「AT-HRD300」

ワイヤレスタイプの「AT-HRD300」もUSB Type-Bポートを備えるが、こちらはサービス用

DACチップにESS製「ES9018K2M」を採用し、1.5Vのハイボルテージ出力により高音質サウンドを実現。オペアンプはESS製「ES9601K」で、不要な歪みを抑えて透き通った中高域を再生するという。AT-HRD100は最大192kHz/32bitまで、AT-HRD300は最大96kHz/24bitまでのPCMに対応する。

ワイヤレスタイプのAT-HRD300は、Bluetooth 5.1に準拠。コーデックはSBCとAACに加え、LDACにも対応する。再生周波数帯域はAT-HRD100が20Hz~80kHz、AT-HRD300が20Hz~40kHz。

最大消費電力はAT-HRD100が約85mA、AT-HRD300が約40mA。電源ケーブルとアースケーブルの長さはどちらも約250mm。外形寸法は共通で95×67×23mm(幅×奥行き×高さ/突起部除く)、重さはAT-HRD100が約80g、AT-HRD300が約90g(ともに本体のみ)。AT-HRD100には1.3mのUSB Type-B to Type-Cケーブルが付属する。

「AT-HRD100」に付属するUSBケーブル