4KミニLEDで約17万円から。144Hzゲームも遊べるハイセンス「U8N」
U8Nシリーズ(※スタンドは化粧板を外した状態)
ハイセンスジャパンは、2024年テレビの新製品として、ミニLEDバックライト×量子ドット技術を搭載しながら手頃な価格を実現した4K液晶「U8N」シリーズを5月中旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は17万円前後(55型)から。
「U8N」シリーズ 5月中旬発売
・85型「85U8N」 36万円前後
・75型「75U8N」 28万円前後
・65型「65U8N」 20万円前後
・55型「55U8N」 17万円前後
2023年5月に発売された「U8K」シリーズの後継。ミニLED×量子ドットという基本的なディスプレイ構造を引き継ぎながら、輝度性能を強化。さらに、映り込みの少ない低反射広視野角パネルを採用することで、ハイクラスレベルの明るさと鮮やかさを実現している。
同時発表の、シアター向けモデル「U9N」と、144Hz対応の量子ドット搭載ゲーミングテレビ「U7N」は別記事で紹介している。
写真左から「U8N」「U9N」「U7N」
2023年モデルからピーク輝度が1.5倍に伸長
ミニLEDバックライトと量子ドットを組み合わせた4K液晶パネル(3,840×2,160ピクセル)を採用。パネル方式はADSで、85型のみVAを使用している。
前モデルから向上しているのが明部の再現とコントラスト性能。明るさについては、パネル構造を見直すことで最大約1.5倍(75U8K比で150%増)、1,000nitsを超えるピーク輝度を実現。ローカルディミングもアルゴリズムを最適化することで、コントラスト感、映像の奥行き感を向上させている。
また、パネル表面は低反射なアンチグレアを採用することで、50%の反射率低減('23年モデル比)を実現。75型以下のADSタイプでは、斜めから見ても色が褪せにくい広視野角特性も特徴となっている。
映像エンジンは、TVS REGZAと共同開発した映像処理回路「HI-VIEWエンジンII」を搭載。地デジやBS/CS、4K放送ほか、ネット動画、ゲームなどのコンテンツをAIが認識。それぞれで最適な処理を適用することで、高画質な映像を楽しむことができる。
新エンジンでアップデートしているのが、ネット動画向けの「バンディングノイズ制御」と画面の揺れを抑える「フレームジャダー低減」。
バンディングノイズ制御では、ネット動画の特性に合わせた高画質処理を実行。コントラスト・精細感のアップと、ノイズを抑えたなめらかな映像を目指している。
フレームジャダー低減は、画面の動きやフレームの揺れが激しい時、画面内の被写体を自動で探知。被写体に合わせて揺れを低減させることで、スムースで安定した映像を実現。ユーザーにとっては見易さが改善するという。
対応のHDR規格は、HDR10、HDR10+、HLG、Dolby Visionのほか、視聴環境にあわせて処理を行なうHDR10+ ADAPTIVE、Dolby Vision IQもサポートする。
最大4K/144Hzまでの高リフレッシュレートゲームに対応(55型を除く)。ゲーム専用モード「ゲームモードPro」では、最小約0.83msの低遅延を実現する。
ゲームプレイに特化したゲーミングメニューを追加。リフレッシュレートやHDR、VRRの状況を確認できるだけでなく、バックライトや暗部ガンマの調整、FPSゲームなどで利用できる「照準表示」も搭載した。
ゲーミングメニュー
オーディオは、左右のメインスピーカーとサブウーファーを搭載した、Dolby Atmos対応の2.1chスピーカーシステムを採用した(最大出力40W)。
新モデルでは「オーディオキャリブレーション」機能を搭載。テレビからのテスト信号をリモコンマイクで受信・測定して、音響の特性を調整することで、部屋の環境に適したサウンドを自動設定してくれる。
基本OSには、独自プラットフォームの「VIDDA(ヴィダ)」を継承。NetflixやPrime Video、Disney+、YouTube、U-NEXT、TVer、WOWOWオンデマンドなどの主要な動画配信サービスアプリをプリインストールする。2024年モデルからは、バンダイチャンネルが追加され、計20社のサービスが楽しめる。
スマホ連携では、iPhone/iPadなどのデバイスの画面をそのままテレビに表示する「AirPlay 2」、Androidスマホなどの画面を表示する「Anyview Cast」の機能に対応。スマホの画面をタップするだけでテレビに表示できるため、スマホ内の静止画や動画などを手軽にテレビの大画面でシェアできる。
リモコンは、テレビに向けなくても使えるBluetooth接続式を採用。ボタンの文字の改善や裏面の滑り止め加工、SIAA(抗菌製品技術協議会)の基準を満たした抗菌加工など、使いやすさと安全性を高めている。ボタン一つでサービスを立ち上げられる、動画配信のダイレクトボタン(12個)も用意する。
AmazonのAlexa対応機器やApple製品と連携可能なスマートホーム機能「Works with Alexa」「Works with Apple Home」もサポート。家庭内(DLNA環境)の録画番組を再生するクライアント機能に加えてサーバー機能を内蔵しており、テレビで録画した番組をクライアント機へ送信できる。