モビリティーはサイバートラック、ではなくMAD-TRUCKが正解かも
今欲しいのはサイバーよりもマッド。
電動バイク、ずっと気になっていたんです。車で行くほど遠出じゃない時にさっと使えそうだし。ルックス的にもキャッチーな機種が続々と登場していて百花繚乱。ただ、こういうのがオシャレでしょ、みたいな感じで類型化しているような気もするし、お値段もそれなりのものが多いので、なんか決定打に欠けるような気もしていました。
でも、このMAD-TRUCKの面構えをみた時に、すんごいピンときてしまいました。スケートボードのデッキを並打たせたようなボディー。ストリートテイストかと思いきや、サイドにはプラモデルのデカールのような謎ゼッケン。イタリア人のアレッサンドロ タルタリーニ氏によるデザインとのことですが、この人、マッハGoGoGo (海外ではスピードレーサー)とか子供の頃とか見てたんじゃないかな?
それでいてトライクル(三輪車)なので、安定感があって悪路や荷物を運ぶのにも便利そう。荷物がない時は荷台にE.T.人形をのせれば、そこはかとない80sテイストも漂ってきそうです。いや、いくらMADだからって、それはないか。
重いけど走行時の機能は申し分ない
というわけで、編集部の金本さんとMakuakeのショールームに試乗に行ってきました。第一印象は、思ったよりデカい! 金本さんが心なしか小さくみえます。
本当に重いんで、手押しで切り返しするにはかなり苦労します。ショールームのまわりを乗ってみようとなったんですが、外に出すのもひと苦労(笑)。
こんな感じで畳める仕様になっています。近場は完成品を送ってくれますが、遠方の購入者の場合、木箱に入って送られてきて、業者がきて組み立てるくれる手筈だそう。ちょっと物々しいのかな。
金本さんが英語のマニュアルをみながらふんふん言ってましたが、操作方法はかなりシンプルです。鍵をイグニッション・スイッチに差し込み、起動。グループスロットルとリアブレーキは右側のハンドルバーにあります。グリップを回すと速度があがり、離すと速度が下がる。ウインカーもしっかりしてるし、坂道発進用にブレーキがロックできたりと移動に必要な条件は揃ってます。
ただ最高速度が45kmもでるので、簡単でも注意は必要。
いよいよ渋谷の公道へ。いざ、試乗
というわけで、Makuakeのショールームのまわりをぐるっと一周してきました。注意点が二つ。まずトライクル(三輪車)である関係で、マニュアルの自動車免許が必要です。オートマ限定はNG。
バイクはおろか、原チャリにも乗ったことない筆者は途中でギブアップしてしまったのですが、金本さんは2〜3週ぐるっとまわってかなり慣れた模様。トルクもしっかりあって、乗り慣れさえすればかなり快適な乗り物として活用できるように感じました。
金本さん自身の感想はこちらの動画でどうぞ!
ちょっと乗っているだけでも、指さされたりして都内でかなり注目を浴びそうです。よい意味で。地方でも悪路でも十分なトルクがあるので、移動時の安心感はあるんじゃないかな。やっぱりサイバートラックよりも、遥かに身近に、かつ魅力的に感じています。(金本さん)
問題点としては、充電かな。60V/20AhのLithium電池で家庭用充電6〜7時間で十分な容量となるのですが、バッテリーパックは取り出せず、マンション住まいの自分には、駐輪場のコンセントが確保しづらい。かといってEVの充電スポットを使うわけにもいかない。ここらへんが一番のネックなのかなと感じでしまいました。ナンバー・自賠責保険を自分で取得しなければいけないのも、ちょっと不安がある。
でも魅力的で、2024年5月17日のクラファン終了ぎりぎりまで悩むことになりそうです。
Photo : Kazumi Oda,source : Makuake
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