【2024】拳ひとつで立ち上がれ!心が燃えるオススメ格闘漫画10選!
いつの時代も、読者を魅了してきた格闘技漫画。倒れそうでもギリギリのところで踏ん張り、逆転していく姿に勇気をもらった人も少なくないだろう。
本稿では、解説付きの本格派から、心が燃える格闘漫画10作品をピックアップ。格闘技が好きな人もそうではない人も、新たな漫画に出会えるキッカケになったら幸いだ。
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項目レッドブルーバチバチケンガンアシュラ瞬きより迅く!!どるからバウンサーバキバトゥーキ破壊王ノリタカ高校鉄拳伝タフ
オススメ格闘漫画
レッドブルー著:波切敦
小さな頃から虚弱体質で目に覇気がない鈴木青葉は、同じ高校に通う総合格闘技U-18の日本王者・赤沢拳心のことが苦手だった。ある日、青葉はいつものように岩瀬からイジメを受けていたところを、拳心に助けられるも、「実は拳心のことが嫌いだった」と秘めていた胸の内を明かす。
「拳心を一発殴ってやりたかった」と話す青葉に「やりたいことが見つかったじゃん!」と応える超陽キャの拳心。そんな彼に一発パンチを入れるべく、青葉はいじめっ子の岩瀬とともにトレーニングを開始することに……。
格闘技未経験でイジメられっ子の主人公が試合や練習を通し、段々と強く前向きになっていく姿に胸の高鳴りが止まらない。明るい性格で大きな夢を持つ主人公もいいが、現実的で欲望むき出しな人間味ある青葉の言動も味があって癖になる。
バチバチ著:佐藤タカヒロ/全16巻
相撲の強さは天下一品だったものの暴力事件で角界から追放された元大関・火竜を父に持つ鯉太郎。手の付けられない不良少年へと成長したものの、巡業中の幕下力士・猛虎を倒したことをきっかけに、スカウトされ空流部屋に入門。父の夢だった横綱を目指す。
太りにくい体質でありながら、持ち前の気の強さと強靱なバネを備えた筋肉で角界に旋風を巻き起こす! 「死んで生きれるか」という亡き父の言葉を胸に、数多くのライバルとの死闘を繰り広げるその勇姿は、読み手の胸も熱くすることだろう。
純粋な格闘技としての相撲を題材にした本作は、「バチバチBURST」「鮫島最後の十五日」とシリーズが続いていたが、最終章「鮫島、最後の十五日」連載中に作者・佐藤タカヒロが急死。クライマックス直前で絶筆となっている。しかし、今もなお相撲マンガの金字塔として高い人気を誇っており、格闘マンガ好きなら一読の価値はありだ。
ケンガンアシュラ著:サンドロビッチヤバ子,だろめおん/全27巻
公私ともに充実しない日々を送り疲弊していたサラリーマン・山下一夫はある日、会社の命令で謎の闘技者・十鬼蛇王馬の世話係に任命される。王馬の戦いの舞台は、企業らが代理の闘技者を戦わせ巨額の金や権利を賭ける「拳願仕合」だった。
突如住む世界が一変する山下一夫のナイスリアクションと、己の最強を証明するため命を削る王馬たちの激闘は必見! 個性豊かなキャラクターがさまざまな流派の技を用いて繰り広げる異種格闘技戦は、毎回がクライマックス。特に王馬が用いる「二虎流」は強さだけでなく謎も多く、命を削る「前借り」のビジュアルには恐ろしさを感じずにはいられない。 格闘家たちの仕合のみならず、拳願仕合に参加する各企業の社長らの暗躍も描かれ、ダークな駆け引きも楽しめる。アニメ化もされており、そちらも迫力満点だ!
瞬きより迅く!!著:ふなつかずき
高校1年生になった小花井 日葵(こはない ひまり)は、ドジで内気な性格ゆえに愚鈍から転じて「ぐーどん」というあだ名で呼ばれていた。そんな自分を変えたいと思う日葵。彼女は、校舎内で憧れの先輩を見つけて、追跡するのだが、その先で運命の出会いを果たしてしまう……!
初心者ながら空手道に真剣に取り組む日葵。部員も少数で、問題山積みの空手道部だが、そこで日葵は才能を開花させていく!実践的なフルコン空手をメインに描かれる本作は、主人公が初心者ということもあり技やルールが詳細に解説されている。
女子高校生たちの空手を描く本作は、ひどい怪我や流血描写がないため、グロいのが苦手な人には読みやすいだろう。ゆっくりだが確実に自信をつけていく日葵の成長についつい応援したくなること間違いなし。
どるから著:石井和義、ハナムラ
K-1の創始者で空手家の石井和義(通称:石井館長)は、脱税による2年間の刑務所生活を終え、休息を取ろうとした矢先トラックにひかれ絶命。気がつくとその魂は17歳の女子高生・一ノ瀬ケイの肉体に入っていた!?
ケイの父が残した道場を再建させるため、石井館長持ち前の、ビジネス知識と熟練した空手技が冴え渡る。読み始めは空手よりもビジネスに重きが置かれているものの、白熱した格闘シーンでは攻防の解説とともに、護身術についても説明が加えられているので格闘技初心者でも読みやすい。
かつてK-1を観ていた読者にとって、石井和義という名前は愛憎半ばする名前ではないだろうか。脱税発覚から実刑判決を受けた本人が、それをネタにしてマンガ原作を手がけるということで連載当時から物議を醸したものである。 石井館長は何のために女子高生の体に乗り移ったのか、その果てを確かめてみてはいかがだろうか。
バウンサー著:みずたまこと/全14巻
特徴的な髪型の獅子戸丈一郎は、イジメを見過ごせない性格が災いし、派遣会社をこれでもかと言うほどクビになっていた。そんな中ホンモノの男たちが集う民間警備会社「東京フィスト」に出会う。
本作は、喧嘩しかしてこなかった丈一郎が、東京フィストで男を磨く成り上がりストーリー!実写映画かもされたアウトローマンガ「OUT」を描く、みずたまこと氏ならではの迫力ある描写や熱を感じるタッチがたまらない。
喧嘩三昧の生活を送ってきた人間が、大人の世界で暴力や我慢を学ぶストーリー性にも注目しだ。
バキ著:板垣 恵介/全31巻
地下闘技場で絶対王者となった範馬刃牙を狙い、「敗北を知りたい」と語る五人の死刑囚が脱獄し日本にやってきた。それぞれが驚異的な身体能力をもついっぽう、日本にいる格闘家たちも黙ってはいない。
最強を自負する死刑囚たちと、最強になりたい男たちの熱い戦いが描かれる本作は、刃牙シリーズの2作目であり、シコルスキー、ビスケット・オリバ、ジャック・ハンマーなど今の高い人気を誇る戦士が続々と登場する。独特のセリフ回しとインパクト大のキャラクター描写がクセになる本作は、まさに格闘マンガのマスターピース。
限界まで鍛えられた肉体美と、荒唐無稽ながらもなぜか説得力のある板垣理論を思う存分堪能していただきたい。
バトゥーキ著:迫稔雄/全18巻
ごく普通の家庭で育ち中学3年生になった三條一里(さんじょう いちり)は、ひょんなことから格闘護身術カポエイラの動きに魅了される。公園で子供たちにカポエイラを教えているホームレスのブスカペや純悟との出会いで生活が充実していく。
しかし、一里の出生には謎の組織と大きな関わりがあることがわかり状況は一変。カポエイラという日本ではマイナーなブラジル伝統格闘技を題材に、競技ではなく闇組織との戦いに発展していく。
各キャラクターに隠された秘密や人間もようも見どころのひとつ。読み進めるたびに深みが増していくゆえ一気読み推奨だ。
破壊王ノリタカ!!著:村田ひでお/全18巻
貧弱でスケベな15歳の少年・沢村典隆(通称:ノリタカ)は、周りからダメ人間と言われる生活と決別するべく、高校入学を機に格闘技を始めることに。さまざまな部で門前払いを受けるも、ボロボロの蹴道部(キックボクシングのこと)を発見。そこでコーチの丸山に見せられた1本のビデオがノリタカの人生を大きく変えていく。
本格格闘漫画作品にして、1990年代ならではの練習方法や時事ネタが描かれていて、時代性を感じることができるのも特徴。
徐々に力をつけていくノリタカにひかれていくヒロイン・中山美樹(なかやま みき)との恋の進展にも注目だ。
高校鉄拳伝タフ著:猿渡哲也/全42巻
最強の実戦的古武術として名高い灘神影流(なだしんかげりゅう)継承者の家庭に生まれた高校生、宮沢熹一(みやざわ きいち)。義理人情を重んじ、真面目に勉学に励むヤンキー高校生という不思議な彼の夢は、世界最強だった。
灘神影流継承者ということもあり、全国から名のある格闘家たちが訪れ、熹一との激しい戦いが繰り広げられる。作中に登場する格闘家たちには実在する人物も含まれており、プロレスやムエタイなどさまざまな格闘技が物語を盛り上げる。
本作には「TOUGH」「TOUGH外伝 龍を継ぐ男」という続編が存在。かつてはヤンキーだったキー坊が、少しずつ大人へと成長していく大河ドラマ的な側面もある。長編で展開するストーリーは、読み出したら止まらなくなる!
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