久保建英は試合前から軽快な動き 負傷の影響感じさせずアルメリア戦途中出場
4月14日、ラ・リーガ第31節、レアル・ソシエダ対アルメリア戦の撮影取材のため、ソシエダのホームタウン、サンセバスチャンに向かった。
前節の対アラベス戦、ソシエダの久保建英は先発出場するも、前半終了間際に負傷(右ハムストリング)交代をしており、出場が危ぶまれるなかで今節を迎えていた。
来季の欧州カップ戦出場権を獲得するには、最下位のチームを相手に勝利が必須のソシエダだったが、久保はベンチからのスタートとなった。
ただ、試合前のアップなどでは、軽快かつ俊敏な動きを見せていた。後半25分、チームがリードしている緊急性のない状況で投入されており、コンディション面の心配はなさそうだ。先発回避はチーム練習への復帰がぎりぎりまで遅れた影響があったようだ。
試合は前半30分、ソシエダが先制点を奪われたが、直後32分、FWシェラルド・ベッカーがゴールを奪い返し、同点で前半を終える。後半に入り14分、ベッカーの折り返しをFWミケル・オヤルサバルが合わせ逆転に成功した。
逆転後にピッチインした久保は、相手に囲まれながらのドリブルや、相手からボールを奪って押し上げるようなシーンもあったが、あまりボールには絡めず、決定機を作り出すには至らなかった。
終了間際の後半43分、ソシエダのCBイゴール・スベルディアが、ボックス内で相手のユニフォームを引っ張り倒して一発退場。そのプレーで献上したPKを、先制点を挙げているアドリ・エンバルバに決められると、2−2で試合は終了を迎えた。
試合前のスタジアム近くでは、「14番TAKE」のユニフォームを纏った女の子が父親と歩いていた。今年から近所のサッカーチームに入ったという彼女は、1月6日の"スペインのクリスマス"ともいわれるレジェス・マゴスのプレゼントに、久保のユニフォームをお願いしたのだと話してくれた。