4G対応の大画面タブレット「Blackview Tab 16 Pro」を紹介!今なら割引クーポンもあり

Blackview Japanは30日、同社が展開している「Blackview」ブランドにおける新商品としてエントリークラスからミドルレンジクラス相当ながら11インチサイズの大画面ディスプレイを搭載した4G対応Androidタブレット「Blackview Tab16 Pro」(Doke Electronics製)を発売すると発表しています。販路は大手Webストア「Amazon.co.jp」など。

Blackview Tab16 Proはチップセット(SoC)はエントリークラスからミドルレンジクラス向けのUnisoc製「Tiger T616」を搭載しているものの、低価格帯のAndroidタブレットとしては余裕を持った8GB内蔵メモリー(RAM)のほか、4G(LTE方式)に対応した携帯電話ネットワークにも対応しており、自宅内での無線LAN(Wi-Fi)はもちろん、外へ持ち出しての利用も可能なタブレットととなっています。

Amazon.co.jpでの価格(金額はすべて税込)は通常価格39,900円となっていますが、2024年3月26日(火)から4月7日(日)までは「早期セール」として10,000円のサイト内のクーポンが用意されており、これを適用することで最終的に29,900円にて購入が可能です。今回、販売開始に先駆けてBlackview JapanよりBlackview Tab16 Proの実機をご提供いただきましたので、外観や実際に使ってみての感想などを写真を交えて紹介していこうと思います。

【まずは開封の儀!個装箱や同梱品を紹介】


Blackview Tab16 Proと同梱品

それではまずは開封して個装箱(パッケージ)や同梱品などを確認していきましょう。個装箱は白を基調とし、天面に製品写真が描かれており、個装箱内にはBlackview Tab 16 Pro本体のほか、カバーケース(ブックタイプであらかじめ取り付け済み)やUSB Type-Cケーブル、USB充電器、SIMピン、スタイラス、マニュアル、ワランティカードが入っていました。

また画面保護フィルムは予め本体に貼られており、保護フィルムの保護シール(ややこしい)を剥がせばすぐに利用が可能となっています。またBlackviewのこれまでに発売されてきたタブレットと同様に充電器やケーブル、ケースなどの周辺機器がひと通り揃っており、改めて他の周辺機器を用意する必要がないのは好印象です。

【続いて外観と基本スペックをチェック】


続いて本体外観を解説していきます。本体正面には約11インチWUXGA(1920×1200ドット)液晶ディスプレイや約800万画素CMOSフロントカメラ、照度センサーがあります。一方、本体背面側には製品製造番号(IMEI)や日本向けの技術基準適合証明・技術基準適合認定(いわゆる「技適」)のマークが印刷されたシールが貼られているほか、約1300万画素CMOS/広角カメラと約200万画素CMOS/深度測定用カメラのデュアルリアカメラ、撮影用ライトが配置されています。


背面カメラ部分。低価格帯のAndroidタブレットに約1300万画素CMOS/広角カメラと約200万画素CMOS/深度測定用カメラの組み合わせは珍しい



本体上側面には電源キーと音量上下キーがあり、下側面には通話および動画撮影用のマイクがあります。また左側面には外部スピーカー、右側面にはnanoSIMカード(4FF)およびmicroSDXCカード(最大1TBまで)が利用できるカードスロットやUSB Type-C端子、外部スピーカーがあります。なお、カードスロットはnanoSIMカードが2つのデュアル構成で、片方はmicroSDカードとの排他利用設計となっています。




カードスロットを取り出したところ

また3.5mmイヤホンマイク端子は非搭載で、ヘッドホンやイヤホンを利用するためには別売りのUSB接続型のものか変換コネクターを別途用意する必要があります(アナログ信号対応のものが利用可能)。その他、指紋センサーやNFCなども非搭載となっているのでご注意ください。

一方、前述通り、携帯電話ネットワークに対応しており、さらに音声通話にも対応しているため、音声契約のSIMカードを装着することで回線交換による音声通話が可能(ソフトバンクの携帯電話サービス「[[Y!mobile]]」のSIMカードにてVoLTEの利用を確認)ですが、通話相手の声が外部スピーカーから丸聞こえになってしまうので、あまりいないとは思いますが、どうしても本機で音声通話をしたい場合などはヘッドセットなどを利用するなど、気を付けましょう。本機の仕様は以下の通りとなります。

Blackview Tab16 Proの基本仕様
本体外形縦168mm × 横256mm × 厚さ70mm(実測値・カメラ部を除く)
本体重量約495g(実測値)
SoCUNISOC製「Tiger T616」(オクタコアCPU:2.0GHz×2+1.8GHz×6)
動作メモリー8GB RAM(仮想拡張RAM + 8GB RAMまで可)
本体ストレージ256GB
ディスプレイ11インチWUXGA(1920×1280ドット)液晶
カメラフロントカメラ:約800万画素
リアカメラ:約1300万画素(撮影用ライトあり)
バッテリー容量7700mAh
モバイルネットワークGSM(2G):850/900/1800/1900
W-CDMA(3G):B1/B8
LTE(4G):FDD B1/B3/B7/B8/B20/B40・TDD B40/B41
ネットワーク機能無線LAN(Wi-Fi):IEEE802.11a/b/g/n/ac準拠
Bluetooth:Version 5.0
NFC:非対応
OSAndroid 14
カラーバリエーショングレー
位置測位A-GNSS:GPS、GLONASS、Galileo、BDS
その他顔認証、FMラジオ(要:アナログ信号対応のUSB変換コネクタかイヤホン)、Widevine L1、無線ディスプレイ接続、急速充電「USB PD」(最大18W)


【ホーム画面とプリインストールアプリ】



最後にソフトウェアについても確認しておきます。まず初期設定後のホーム画面はGoogle Discoverと通常のホーム画面の全2面となっており、GoogleマップやGmailといった一部のGMS(Google Mobile Service)アプリが「Google」のフォルダーに収められています。

プリインストールアプリの構成は非常にシンプルで、Officeスイートアプリの「WPS Office」以外にサードパーティー製アプリは入っておらず、それ以外はGoogle製のGMSアプリのみという構成で、Blackview製アプリすら入っていないのはちょっと驚きました。


Blackview Tab16 Proのプリインストールアプリ

搭載しているSoCは2021年に発表されたUNISOC製のエントリークラスからミドルレンジクラス向けのTiger T616となっており、4Gまでの携帯電話ネットワークに対応したものとなります。

そのため、ゲームアプリでの高負荷な設定でのゲームプレイなどは厳しいものの、テーブルゲームなどのカジュアルなものや容量に余裕のあるRAMを活かして複数タブを同時に開いたままでのWeb閲覧、ちょっとしたオフィスファイルの編集作業、ネットワーク接続と大画面を活かした車載機としてAndroid Autoで利用するというの使い方も良さそうです。

またWidevine L1に対応しているため、動画閲覧用端末としても悪くないでしょう。なお、ざっくりとWidevineについて説明しておくと、Googleのデジタルコンテンツ保護システムでL1〜L3が存在し、このレベルが1に近いほどセキュリティー機能が高く、高解像度の動画コンテンツサービスが利用可能なDRMの規格です。


Blackview Tab16 ProのPCmarkでのベンチマーク結果。周辺スコア(画像右側)を見ての通りに総合性能はそれなり。直近スコアの中に「Xperia 10V」の名前が確認可能

またカメラ機能については深度センサーつきの約1300万画素CMOSと目を引きますが、明るい場所でならそこそこに撮れますが、夜間や街灯すらないとうな暗所はちょっと厳しめな印象です。とはいえ、ちょっとした記録やメモ撮り程度であれば十分に使えるのではないでしょうか。




このようにBlackview Tab 16 ProはRAM容量以外の基本スペック自体がエントリークラスからミドルレンジクラスのため、あまり負荷のかかるようなゲームアプリなどで利用するのは厳しいものの、携帯電話ネットワークに対応した大画面のタブレットとして幅広い用途で利用できるのは本機の強みだと思います。11インチサイズのタブレットとしては重量も気になるほどでもなく、携帯電話ネットワークを含むデータ通信もひと通り対応しているため、フットワークの軽いタブレットとして持ち歩くにオススメできる端末だと思いました。

【Android 14 タブレット 初登場】Blackview Tab16Pro Android 14 タブレット 11インチ 16GB+256GB+1TB拡張 アンドロイド 14 タブレット デュアル 4G&5G Wi-Fi、8コア、Widevine L1+GMS認証+BT5.0+7700mAh 18W PD急速充電+1280*1920 IPS 画面+OTG+無線投影+説明書付属
Blackview



記事執筆:河童丸


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