【MLB】ドジャース5−4ジャイアンツ(4月2日・日本時間3日/ロサンゼルス)

 昨季のア・リーグMVPが今、暗闇の中でもがいているように見える。ドジャース大谷翔平投手がジャイアンツ戦に「2番・DH」でスタメン出場したが、3打数無安打で開幕から8試合37打席ホームランが出ない状態が続いている。第1打席では見逃し三振に倒れたあと、ベンチに戻って見せた大谷の表情にファンから心配する声が続出した。

【映像】明らかに様子がおかしいベンチ内の大谷翔平

 大型契約に結婚と開幕前の話題を独占していた大谷だが、ドジャースに移籍しての新シーズン、いまだ調子が上がらないよう。この日も2番で先発した大谷だったが、第1打席で3-0からフルカウントに持ち込まれると、外角から低めいっぱいに決まったスライダーにバットが出ず、見逃し三振に倒れた。ジャイアンツ先発の若きエース、ウェブが投げたボールも見事だったが、追い込まれてからストライクを見逃し三振に倒れた大谷に視聴者から心配の声が上がった。

 ベンチに戻る大谷の後ろ姿に元気な様子は感じられず、ベンチで座る様子もどこか集中しきれていないような、少し上の空になっているような印象。表情に“大谷らしさ”は見られなかった。

 野球外の問題もまだ影響しているであろう、浮かない表情を見せる大谷の様子に中継を視聴していたファンも「大谷どうした」「状態良い時の大谷と違うよな」など戸惑った様子。また「我々ファンが応援してあげないと」今こそ大谷を支えようというコメントも多く見られた。

 大谷はこの日3打数無安打1四球で開幕8試合37打席ノーアーチと自己ワーストを更新してしまった。とはいえ、下を向いてばかりもいられない。第2打席で見せたセンターフライのように、わずかではあるが復調の兆しを感じさせる場面もあった。明日こそは大谷が曇りのない笑顔を見せることに期待したい。

(ABEMA『SPORTSチャンネル』)