テニス、マイアミ・オープン、女子シングルス決勝。トロフィーを手にポーズをとるダニエル・コリンズ(2024年3月30日撮影)。(c)Elsa/Getty Images/AFP

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【AFP=時事】テニス、マイアミ・オープン(Miami Open 2024)は30日、女子シングルス決勝が行われ、ダニエル・コリンズ(Danielle Collins、米国)が大会第4シードのエレナ・ルバキナ(Elena Rybakina、カザフスタン)を7-5、6-3で破り、現役最後のシーズンでWTA 1000初優勝を果たした。

 30歳のコリンズは現在世界53位で、大会史上最も低いランキングでの優勝者となった。1月に今季限りでの引退を表明した中、今大会では予想外の快進撃を見せると、この日も世界4位のルバキナを倒して地元フロリダの観客を沸かせた。

 試合後の表彰式では「これ以上ない形で初めて(WTA)1000のタイトルを取れた。本当に格別な優勝」と喜んだ。最近の好調を受けても、引退の決断を考え直すそぶりは見せていないが、これで大会後に発表される最新世界ランキングでは22位に浮上することが決まった。

 試合は序盤からキープ合戦となったが、コリンズが5本のブレークポイントをしのいだ末、5-5で相手のサービスを破って第1セットを先取した。勢いに乗ったコリンズは第2セットの最初のリターンゲームでブレークに成功したが、ルバキナも即座にブレークバック。その後はどちらも主導権を握りきれない中、コリンズが再びブレークを奪って5-3とすると、最後は2本のブレークポイントをしのぎ4本目のチャンピオンシップポイントで優勝を決めた。

 一方のルバキナにとっては、ペトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)に敗れた前回大会に続き、2年連続の悔しい準優勝となった。

 前週のBNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2024)を胃腸系の問題で棄権していたルバキナは、今大会では決勝までの5試合中4試合でフルセットマッチを強いられ、万全の状態ではなかったと試合後に明かした。

【翻訳編集】AFPBB News

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