夏井先生も「俳人目指せる」と太鼓判!春場所への意気込みを見事に詠んだ幕内力士は?
2月29日の「プレバト!!」俳句査定は、3月10日からの大相撲春場所を控えた人気力士たちがそろい踏み!「回転寿司」のお題でそれぞれ春場所への意気込みを句に託した。中でも夏井いつき先生に「俳人になったほうがいいくらい」と絶賛され、“才能アリ”を獲得した超有望力士とは…!?
■湘南乃海関、初登場で才能アリ1位の快挙!
「俳句」才能ランキングには、若元春関、湘南乃海関、一山本関、御嶽海関、島津海関が挑戦した。いずれも幕内で活躍中の人気力士がずらり居並ぶ姿は壮観!その中で、初挑戦ながら夏井先生から大絶賛を受け"才能アリ1位"を獲得したのは、回転寿司に行けば「150皿は食べます」という身長193センチの大食漢・湘南乃海関!
★才能アリ1位!71点
春場所前夜 鯛の握りを 十五皿 湘南乃海桃太郎
「春場所の前に、みんなでげん担ぎで回転寿司に行って、縁起がいい鯛を食べて。"十五皿"は『15勝したい』という気持ちで、あとは回転寿司らしさを出したかったので"十五貫"ではなく"十五皿"としました」
句が読み上げられた瞬間、梅沢富美男&千原ジュニアも「これはいい俳句!」の声が上がった傑作。夏井先生も「"春場所前夜"とやったら字余りになるんですが、この"前夜"が大事なんですね。春場所への意気込み、げん担ぎの思いがよく出ています。十五をここに使うあたりもニクいじゃないですか」とべた褒め。71点という高得点をつけ、「見事です、これは」と文句なし大絶賛!
■2位はテクニックも冴えわたる技あり一句!
今回、"才能アリ"を獲得した力士がもう一人。5人のうち唯一「俳句」査定に出演経験のある御嶽海関だ。前回も才能アリ1位を獲得していたことから「1位以外ないです」と自信満々だったが、わずか1点差で惜しくも2位!
★才能アリ2位!70点
赤貝や 父のアガリの 緑濃し 御嶽海久司
「昨年、父が亡くなったんですけれども、その父とよく回転寿司に行ったんです。父は貝が好きで、それを食べてアガリを飲んでいて。その風景を思い出して詠みました」
思い出のこもった一句だが、高度なテクニックも忍ばせた。夏井先生は「これはよく考えた句でしたね。頭に春の季語"赤貝"、これを詠嘆したあとに父が出てきますから、お父様の好物に違いないとみんな想像し始めます。そして最後にアガリの描写です。"緑濃し"で香りも一緒に上がってくる。"赤貝"と"アガリ"の韻、"赤"と"緑"の色彩のさりげない対比。そうとう俳句をやっていらっしゃるんじゃないかな、と。それぐらいの出来ですよ」とこちらも高評価。湘南乃海関と御嶽海関、"才能アリ"の2人に「本当にどちらもお上手。二人とも俳人になったほうがいいくらい」と惜しみない賛辞を送った。
■千原ジュニアの傑作に夏井先生「さすがだと思います」
永世名人の千原ジュニアは、前回まで6回連続で句集に掲載決定と絶好調。今回も、我が子を詠んだ句で夏井先生を唸らせた。
★掲載決定!句集完成まで残り18句に
回転寿司 小(ち)さき手小(ち)さき春を 取る 千原ジュニア
「子どもとしょっちゅう回転寿司に行くんですけど、皿を器用に取るようになったなぁ...と。見ればお皿の上には"春"があって、(我が子も)成長しているなぁ...という句です」
ずばり"回転寿司"の語を詠み込んだ一句。状況が端的に説明できるものの、残りの音数で季語と描写を詠み込まなければならない。その挑戦が見事に決まった。夏井先生は「あえて具体的なことを書かないで、"小さき春"と表現することで、桜鯛か、鰆か、赤貝か...と読み手に想像までさせる。さすがだと思います」と、言外で語る永世名人ならではの傑作に目を細めていた。
2月29日放送回はTVerでチェック!
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次回、3月7日(木)の「プレバト!!」は... 「俳句(お題は「北陸新幹線」)と「水彩画」ともに名人・特待生一斉査定!
芸術性や文才など芸能人のあらゆる才能をプロが査定! 才能アリなら絶賛!才能ナシなら容赦なく酷評!浜田雅功が最強講師陣を率いてお届けする新しいカルチャースクール番組『プレバト!!』はMBS/TBS系で毎週木曜よる7時放送。