【志麻さんの和食】「ブリの照り焼き」に挑戦!脂×甘辛ダレ×果汁♪爽やかなゆずの香りが口いっぱい♡

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管理栄養士のともゆみです。今年はブリが大変豊漁だそうで、例年よりお手頃価格で売られています。お買い得なので、わが家もブリを度々購入し、「ブリの照り焼き」は今年に入ってもう何度作ったか。今回は『沸騰ワード10』で志麻さんが披露していた「ブリの照り焼き」が爽やか~でとてもおいしそうだったので、いつもと作り方がちょっと違う志麻さん流で作ってみたいと思います♪

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志麻さん流「ブリの照り焼き」を作ってみた!

【材料】
ブリ…2切れ
塩…適量
小麦粉…適量
サラダ油…大さじ1
料理酒…大さじ2
みりん…大さじ2
砂糖…大さじ1
しょうゆ…大さじ2
ゆず…1/2個分

〈薬味大根〉
大根…1/3本
青ねぎ…3本
みょうが…1本
しょうが…適量
ゆずの皮…適量
青じそ…4枚
七味唐辛子…適量



【作り方】
1. キッチンペーパーでブリの水気を取ります。両面に塩を振り、全体に小麦粉をまぶします。



2. 油を引いたフライパンに1を入れて中火にかけます。



3. 片面約2分半焼き、裏返して1分ほど焼きます。料理酒、みりん、砂糖、しょうゆを入れてブリに絡めます。



4. ブリを皿に盛り付けます。タレはとろみが付くまで中火で煮詰め、ブリにかけます。





5. 薬味大根を作ります。大根をすりおろし、ザルに入れて水気を切ります。



6. ボウルに5、小口切りにした青ねぎ、みじん切りにしたみょうが、しょうが、青じそ、細切りにしたゆずの皮、七味唐辛子を入れて混ぜ合わせます。



7. 4のブリの上に6をのせて、上からゆずの果汁をギューっと絞って完成です。



爽やか♡ゆずの香りたっぷり♪



おぉ、爽やか~。ゆずの香りが口いっぱいに広がります。そしてこの甘辛だれ、すごくおいしい味付けです。脂の乗った香ばしいブリに濃厚な甘辛だれが絡んで、その上にさっぱりとした大根と薬味達。ゆずの果汁が全体をまとめ上げて、素晴らしいマリアージュですね。これは文句なくおいしいです。いつもの甘辛い照り焼きもおいしいんですけど、こちらはさっぱり感がプラスされるだけでなく、薬味やゆずの風味が主役のブリをより引き立たせてくれました。

ブリを焼く時のPOINT!

皮面が多いブリの切り身を使う場合
皮面を弱火で8割焼き、身の方はさっと火を通す。

皮面が少ないブリの切り身を使う場合
強い火で焼き色を付け、皮代わりにする。
魚の水分が外に逃げるのを防ぎ、ふっくらと仕上がります。

ブリの成分

ブリの脂には不飽和脂肪酸のEPAやDHAを豊富に含み、血流の改善や血栓の予防が期待できます。さらにブリには酸化しやすい特徴のある不飽和脂肪酸の酸化を防ぐビタミンEも豊富ですので効率よくEPAやDHAを摂取できます。また、血合いにはタウリンや鉄分が多く含まれています。タウリンは肝機能向上や疲労回復に、鉄分は貧血予防に働きます。

いつもの甘辛の「ブリの照り焼き」も好きですが、こちらも大好きです。脂の多いブリと薬味大根がとてもよく合います。最後にゆずを絞るのも忘れずに。ブリには多くの栄養が詰まっていますが、食物繊維やビタミンCがほとんど入っていません。それらがたっぷりと含まれている大根と合わせることで、栄養バランスのよい料理になります。良かったら作ってみてくださいね。特に薬味好きな人にはぜひ、作ってもらいたいです。

参考文献:
からだによく効く食べ物大事典 監修 三浦理代 池田書店
かしこく摂って健康になる くらしに役立つ栄養学 監修 新出真理 ナツメ社