小学生のスマホ所有率、低学年では29.1%、高学年では52.9%に。ビッグローブが調査

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 ビッグローブは2月8日に、全国の20〜50代で子ども(未就学児〜高校生)を持つ男女500名を対象に実施した、「ファミリー層のインターネット利用に関する意識調査」の結果・第1弾を発表した。同調査は、1月23日〜25日の期間に行われている。

●家庭のネットに平均5台の端末が接続



 調査対象者のうち、小学生の子どもを持つ保護者に自身の子どもが所有している端末(子ども専用のもの)を尋ねたところ、「スマートフォン」は低学年(1〜3年生)では29.1%、高学年(4〜6年生)では52.9%だった。

 「学校支給の端末(タブレット端末、ノートPCなど)」(低学年は34.0%、高学年は39.5%)、「(インターネットにつながる)ゲーム機」(低学年は27.2%、高学年は37.0%)なども、高学年になると増加している。

 一方で、「キッズ携帯」(低学年は22.3%、高学年は17.6%)や「GPS」(低学年は19.4%、高学年は11.8%)は、高学年になると減少する。

 「所有していない」という回答は、低学年では28.2%だったが、高学年では9.2%となり、高学年では9割が子ども専用端末を所有していることがわかった。

 調査対象者のうち、幼稚園・保育園や学校(小中高)に通っている子どもを持つ保護者に、幼稚園・保育園や学校、習い事で導入が必須となっているスマートフォンアプリ(学校からの通知や出欠連絡などに利用するもの)はあるかを尋ねた質問では、「ある」という回答は53.3%で、20代の保護者では6割強に達している。

 幼稚園・保育園や学校、習い事で導入が必須となっているスマートフォンアプリが「ある」と答えた人に、学校や習い事に関するスマートフォンアプリについて尋ねたところ(複数回答)、「通知をすぐに確認でき便利」(93.6%)、「隙間時間に利用でき便利」(89.4%)、「子どもを経由しての紙のやりとりは心配なので助かる」(88.1%)、「アナログな手段よりよい」(87.3%)といった回答が寄せられ、満足度が高いことが明らかになった。

 すべての調査対象者に、妊娠・出産・育児など子育てに関する情報収集方法を尋ねた質問(複数回答)では、「インターネット(ウェブサイト)」が7割強で最多となっている。20代では「インターネット」に続いて「SNS」「YouTube」がランクインしており、「SNS」を挙げる回答は20代女性が多く、「YouTube」を挙げる回答は20代が男女とも5割近くに達した。

 調査対象者のうち、家庭でインターネット回線を契約している人に、家庭でインターネットに接続する端末の台数を尋ねたところ平均は5台となり、年代別では20代で平均3.3台、50代で平均6.7台となっている。また、末子(1番下の子ども)の年代別でみると、未就学児の家庭は平均4.1台、高校生の家庭は平均6.5台と、子どもの年代が上がるにつれてインターネットに接続する端末の台数が増える傾向にある。