デジタル・デトックスは睡眠の何時間前からやるべきか?科学が導き出した睡眠改善法
一日をスッキリとした心と体で始めるためには、前日の疲れがリセットされていないといけません。そう、健康的な生活を作るのは「睡眠」なのです。
眠ることは誰しもがやっていることですが、睡眠の質は人それぞれで、上手に眠れない人、スッキリ起きられない人など、「寝ること」のどこかに苦手意識を持っている人もいます。
◾️デジタル・デトックスは睡眠の何時間前からやるべきか?
『最新科学が証明した 睡眠にいいことベスト211 』(キム・ジョーンズ著、鹿田昌美訳)はそんな眠りの悩みや苦手なことにアプローチする一冊。睡眠の質を高めるために有益な生活習慣が解説されています。
たとえば、眠る直前までスマホを見るのは、睡眠の質という意味ではあまり良くない習慣だとされています。質のいい眠りのためには就寝2時間前からスナップチャットをオフにし、SNSもやめるのがベターです。これは目を休めるためでもありますが、SNS特有の「常にチェックしていないと周りから取り残される不安」から解放されるためでもあります。
◾️足を高くすることでリラックスできる
リラックスはいい睡眠をもたらすもの。そしてリラックスした状態とは、心拍数が低下した状態です。
副交感神経に働きかけ、心拍数を落とす効果があるとされているのがヨガ。特に「ヴィパリータ・カラニのポーズ」はさほど柔軟性を必要としないため、やりやすいはずです。
仰向けに横たわって両足を壁に立てかけるのがヴィパリータ・カラニのポーズです。この体勢を数分間保つことでリラックス効果があるとされています。
◾️「あえて眠らないこと」の意外な効果
寝つきの悪さに悩まされているのであれば「あえて眠らないようにする」のも一つの手です。スコットランドのグラスゴー大学で、不眠症の人を二つのグループに分けて、片方のグループには目を開いたまま、できるだけ長く起きてもらい、もう片方は通常通りに寝てもらうという実験をしたところ、できるだけ長く起きていようとしたグループの方が、入眠が早かったのだそう。
入眠は自動的に起こるプロセスのため、眠ろうと意識することでかえってそのプロセスが阻害されてしまう可能性があるのだとか。眠らなければというプレッシャーを感じると余計に眠れなくなってしまうのであれば、あえて寝ずにいて自然に眠気がくるのを待ってみてもいいのかもしれません。
◇
眠りたいのに眠れない、寝たのに寝た気がしない、起きたい時間に起きれない。これらはいずれも睡眠にまつわる問題で、睡眠は起きている時間の質を左右するため、重要な問題です。しかし、私たちはあまりこの問題に対処しようとしません。
本書には睡眠の質を高めたり、入眠をスムーズにしたりする知識や裏技がまとめられています。枕元に置いて目を通しながら「今日はこれを試してみよう」とあれこれ試行錯誤してみると、いつしか睡眠の改善がなされていくのではないでしょうか。
(新刊JP編集部)
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たとえば、眠る直前までスマホを見るのは、睡眠の質という意味ではあまり良くない習慣だとされています。質のいい眠りのためには就寝2時間前からスナップチャットをオフにし、SNSもやめるのがベターです。これは目を休めるためでもありますが、SNS特有の「常にチェックしていないと周りから取り残される不安」から解放されるためでもあります。
◾️足を高くすることでリラックスできる
リラックスはいい睡眠をもたらすもの。そしてリラックスした状態とは、心拍数が低下した状態です。
副交感神経に働きかけ、心拍数を落とす効果があるとされているのがヨガ。特に「ヴィパリータ・カラニのポーズ」はさほど柔軟性を必要としないため、やりやすいはずです。
仰向けに横たわって両足を壁に立てかけるのがヴィパリータ・カラニのポーズです。この体勢を数分間保つことでリラックス効果があるとされています。
◾️「あえて眠らないこと」の意外な効果
寝つきの悪さに悩まされているのであれば「あえて眠らないようにする」のも一つの手です。スコットランドのグラスゴー大学で、不眠症の人を二つのグループに分けて、片方のグループには目を開いたまま、できるだけ長く起きてもらい、もう片方は通常通りに寝てもらうという実験をしたところ、できるだけ長く起きていようとしたグループの方が、入眠が早かったのだそう。
入眠は自動的に起こるプロセスのため、眠ろうと意識することでかえってそのプロセスが阻害されてしまう可能性があるのだとか。眠らなければというプレッシャーを感じると余計に眠れなくなってしまうのであれば、あえて寝ずにいて自然に眠気がくるのを待ってみてもいいのかもしれません。
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本書には睡眠の質を高めたり、入眠をスムーズにしたりする知識や裏技がまとめられています。枕元に置いて目を通しながら「今日はこれを試してみよう」とあれこれ試行錯誤してみると、いつしか睡眠の改善がなされていくのではないでしょうか。
(新刊JP編集部)
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