バルセロナを率いるシャビ監督、今季限りでの退任を明言「クレとしてこの状況を続けることはできない」

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 バルセロナを率いるシャビ・エルナンデス監督が、今シーズン限りでの退任を明言した。27日、スペイン紙『アス』が同監督のコメントを伝えている。

 ラ・リーガ第22節が27日に行われ、バルセロナはビジャレアルと対戦した。試合は、41分と54分にビジャレアルがゴールを奪ったものの、バルセロナも2点ビハインドで迎えた60分にイルカイ・ギュンドアンが1点を返し、その後はペドリの得点とオウンゴールによって逆転に成功する。しかし、84分に同点とされると、後半アディショナルタイムにも2点を被弾。最終的には5−3でビジャレアルが勝利を収めた。

 試合後のインタビューに応じたシャビ監督は、質疑応答に先立ち、「6月30日をもってバルサの監督を退任することを発表したい」とコメント。「これは副会長のラファ・ユステと決めたことだ。この状況は方向転換に値するものであり、クレとしてこの状況を続けることはできない」と胸の内を明かしている。

 また、「クラブにはダイナミックな変化が必要だと思う。クレとして、選手たちのためにだ。彼らは自分自身を解放してくれると思う。私たちは過度の緊張の中でプレーしている。理事会のためにも私は去ったほうがいいし、ベストを尽く。そうすることでダイナミズムが変わると思う。これが私の伝えたいメッセージだ」と愛するクラブのための決断であることを強調した。

 一方、同クラブでプレーするフレンキー・デ・ヨングが敗戦について、「選手たちの責任」と発言したことに対しては、「フレンキーの気持ちは理解できるが、最も責任があるのは私だ」と説明。続けて、「私たちには成熟度が欠けている。それは精神的な問題だ」と敗因を分析しつつ、「3−2までは非常に好調だった。私たちは勝利に値したが、それを失った。私たちは立ち上がらなければならない」と次節以降に向け決意を語っている。