ローマ監督を解任されたジョゼ・モウリーニョ氏【写真:ロイター】

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ローマは16日にモウリーニョ監督を解任

 イタリア1部ASローマは現地時間1月16日にジョゼ・モウリーニョ監督を解任した。

 これまで数々のタイトルを獲得し、サッカー史で最も成功した監督の1人であるモウリーニョ氏だけに、今後の去就が注目されている。元フランス代表DFフランク・ルブーフ氏は、モウリーニョ氏が成し遂げたいことについて明かしている。英紙「メトロ」が報じた。

 UEFA(欧州サッカー連盟)主催の欧州3大会、すべてを制した史上初の監督であるモウリーニョ氏は、ポルトガル1部ポルト、イングランド1部チェルシー、マンチェスター・ユナイテッド、トッテナム、イタリア1部インテル、スペイン1部レアル・マドリード、そしてローマを指揮してきた。

 欧州では、ほぼすべてのタイトルを手中に収めた指揮官は、今後サウジアラビアのクラブに行くか、ニューカッスルの監督としてプレミアリーグに復帰するのではないかと報じられている。そうしたなか、ルブーフ氏はモウリーニョ氏が母国のポルトガル代表を指揮する野心に燃えていると語った。

 現在、ポルトガル代表はロベルト・マルチネス監督が指揮を執っているが、ルブーフ氏はモウリーニョ氏がチャンスを窺っていると考えているようだ。「以前、レアル・マドリードか、チェルシーの監督だった頃、彼がロサンゼルスに来た時にインタビューをしたことを覚えている。彼は監督業の最後にポルトガル代表を率いる仕事をしたいと認めていた。それが彼の目標だと思う。今はロベルトがいるから難しいかもしれないが、EUROの期間、どうなるかを見守って、チャンスがあればその座に飛び乗るだろう」と、コメントしている。

 過去にもポルトガルサッカー連盟から代表監督のオファーを受けていたモウリーニョ氏だが、この先、代表チームを率いる同氏の姿を見ることができるだろうか。(FOOTBALL ZONE編集部)