'23年12月にロサンゼルスでアメフトを観戦した大谷(ラムズ公式インスタグラムより)

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 WBCでの世界一に始まり、メジャーリーグでは自身2度目のMVPを獲得するなど、
'23年も大活躍した大谷翔平

【写真】大谷母&父との貴重ツーショット、「弟と違う系統のイケメン」大谷翔平の兄・龍太さん

「シーズン後にフリーエージェントとなり、スポーツ界史上最高額となる10年総額7億ドル(約1015億円)でロサンゼルス・ドジャースに移籍しました。昨年9月に右肘の手術を受けた影響で、今年は二刀流を封印し、打者に専念。チーム成績が低迷していたエンゼルスとは異なり、2年連続で地区優勝に輝いている強豪のドジャースでさらなる活躍が期待されています」(スポーツ紙記者、以下同)

 オフシーズンにもかかわらず、注目度は高まるばかり。

「昨年の大みそかにTBS系『WBC2023 ザ・ファイナル』が放送。先発投手の大谷選手と捕手の甲斐拓也選手との試合前のブルペンでのやりとりなど、初出し映像が公開されました。また、同時間帯のテレビ朝日系『ザワつく! 大晦日』では、侍ジャパンの監督を務めた栗山英樹さんが出演して大谷選手の裏話を語ったため、SNSでは《どっちを見たらいいんだ》という声が上がっていました」

 凱旋帰国を楽しみにしているファンも多いが、なかなか知らせは届かない。

「遅くても毎年11月中には帰国していました。ですが、このオフは日本に戻らず、新しい本拠地のドジャー・スタジアムなどで練習をしています」

 例年とは違う過ごし方をするのは、どんな理由があるのだろうか─。

アメリカに残ってリハビリをするのが最善策

「1つは使命感でしょう。ケガのため、今年は二刀流での出場が難しいですが、ドジャースは大谷選手が望む環境や多額の契約金を用意しました。3月20日の開幕戦に打者として万全の状態で臨み、移籍1年目から超大型契約に見合った結果を出すには、アメリカに残ってリハビリをするのが最善策と考えたのでしょう」

 日本の“虎の穴”が閉鎖することも理由のひとつかも。

「大谷選手は帰国すると、都内にあるアシックスのトレーニング施設で練習していました。ところが、この施設が'24年3月で営業終了予定。また、アシックスとも'22年で契約が終了しています。そうした事情や術後のリハビリ、移籍ということも重なり、オフシーズンもアメリカを拠点に生活していると思われます」

 “愛する存在”も帰ってこない要因のようで……。

「愛犬“デコピン”の存在です。MVP受賞発表時に大谷選手と一緒にリモートでの中継に登場して注目を集め、ドジャースの入団会見で名前を明かしていました。大谷選手が帰国する場合は、愛犬も連れて帰ると思われますが、そのためにはマイクロチップの装着や狂犬病の予防接種、動物検疫所への届け出など、多くの手続きが必要。また、シーズン終了後に飼い始めたようで、まだ一緒に生活して3か月ほど。長時間のフライトや日本での生活など、愛犬の環境の変化を考慮したのかもしれません」

 新天地に移り、30歳を迎える節目の年。'24年はどんな“SHOW TIME”を見せてくれるか。