既視感あるデザイン。

2023年に定期便へ投入開始

 中国国営の航空宇宙・防衛企業である中国航空工業集団(AVIC)傘下の中国商用飛機(COMAC)が開発した旅客機「C919」が、2023年12月、香港へとフライトしました。複数のメディアの報道によると、この機が中国本土以外に飛ぶのは、今回が初めてとのことです。


C919旅客機(画像:COMAC)。

 C919は2017年に初飛行に成功、2023年5月には定期便でのデビューを果たしています。機内レイアウトは158席から168席、航続距離は4075から5555kmであり、既存のエアバスA320シリーズやボーイング737シリーズと同クラスになります。受注数は1000機を超えていますが、そのほとんどが中国国内の航空会社で、同国の国内線でのみ運用されてきました。

 今回香港にC919が飛んだのは、ほかの中国製旅客機とともに香港国際空港で12月12日から17日までこの機が展示されるためとのこと。また期間内には、展示飛行も実施される予定です。