オリックス・山本由伸【写真:小林靖】

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「(ヤンキースに)撤退してくれとメッツは願っていたが…」

 オリックスからポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指す山本由伸投手の争奪戦は、クリスマスを前に決着することになりそうだ。ニューヨーク放送局「SNY」でレポーターを務めるアンディ・マルティノ氏が予想した。

 ウインターミーティングが終わり、日本のエースを巡ってはニューヨークに本拠地を置くヤンキースとメッツの“一騎打ち”になるのではと報じられ、10年3億ドル(約434億円)規模にまで跳ねあがっているとされている。

 マルティノ氏は「スティーブ・コーエンオーナーとデビッド・スターンズ編成本部長が先週日本に訪れたことで、メッツの立ち位置は以前よりいい場所にいる。メッツの関係者は14時間をかけて、ニューヨークからトウキョウに行き、ヤマモト、彼の母親、通訳を務めるヒロ・フジワラ氏と一緒に会食をした。成功に終わったようだ」と伝えた。

 ヤンキースについても「ヤマモトを獲得しようと強い意思を持っている。ソトをトレードで獲得したことで(争奪戦から)撤退してくれるとメッツは願っていたが、関係者によるとハル・スタインブレナーは(山本にも)オールインの姿勢を崩していない」。ドジャース、ジャイアンツ、カージナルス、カブスも積極的に接触しているという。

 山本とヤンキースは11日(日本時間12日)に面会をするといわれている。「FA市場に関わっている関係者によると、現時点ではヤマモトはクリスマス直前に契約すると予想している」と見通しを述べた。(Full-Count編集部)