ソシエダでプレーする久保建英【写真：Getty Images】

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今季ラ・リーガでの活躍により去就動向が度々話題に

　スペイン1部レアル・ソシエダに所属する日本代表MF久保建英の今季ラ・リーガでの活躍により去就動向が度々話題になるなか、スペインメディアはソシエダが引き留められる可能性が極めて低い状況を指摘。

　仮に移籍した場合の代役候補にまで触れている。

　ソシエダ在籍2シーズン目の久保は、今季ラ・リーガ8試合で5ゴールと突出したパフォーマンスを披露。9月の5試合では4ゴールを叩き出し、8戦8発のイングランド代表MFジュード・ベリンガム（レアル・マドリード）ら実力者を抑え、ラ・リーガの9月月間MVPを受賞した。

　その活躍ぶりから、昨季まで所属したレアルへの復帰説のほか、イングランド1部の名門マンチェスター・ユナイテッドが獲得レースに参戦するとの報道も浮上。ソシエダはそうしたビッグクラブからのオファーが舞い込めば、久保を手放さざるを得ない状況になるかもしれない。

　スペインメディア「ElNacional.cat」は「久保建英はアノエタ（ソシエダ本拠地）に残留する可能性はほぼない」との見出しで、去就動向へ見解。「レアル・ソシエダは、今季以降も久保建英を引き留めることは、事実上不可能ではないにしても、非常に複雑になると想定している」と伝えている。

「ソシエダは引き留めるためにほとんど何もできないだろう。なぜなら、彼の契約には6000万ユーロ（約94億円）という契約解除条項があり、何の問題もなく投資できる金額だからだ。さらに、（レアル）フロレンティーノ・ペレス会長が将来の売上の50％を確保したおかげで、そのお金の半分はサンティアゴ・ベルナベウに寄付されることになる」

　久保の契約を巡っては、昨夏のソシエダ移籍時、レアルが将来的に売却される場合の専売権（他クラブがソシエダにオファーを出した場合、それと同じ条件で優先的に購入できる権利）および、移籍金50％のキャピタルゲインを得る権利を保持した。

　さらに、契約解除条項の存在もある背景からソシエダ残留が極めて低くなると伝え、仮に久保が退団した場合の代役候補にも言及。「最も有力な代替案の1つは、セルヒオ・アリバス（アルメリア）を主人公とする案だ」とし、独自の見解を展開していた。（FOOTBALL ZONE編集部）