アトレティコ戦で徹底マークに遭った久保。(C)Getty Images

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 久保建英への誹謗中傷が物議を醸している。

 10月8日に行なわれたラ・リーガの第9節、久保が所属するレアル・ソシエダがアトレティコ・マドリーに敵地で1−2と敗れた一戦だった。

 ソシエダの地元紙『Noticias de Gipuzkoa』が掲載した「彼らはタケ・クボに対する侮辱を非難する」という記事によれば、スタンドにいたソシエダのファンの何人かが、敵サポーターから久保に対する心のない声が飛んでいる事実を投稿したという。

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「私はメトロポリターノにいたので、クボがフィールド上で受けた嫌がらせを報告し、皆さんに知らせたかった。アトレティコファンによる人種差別的な侮辱と嘲笑に常に苦しんでいる」

「クソ中国人選手、中国人の雌犬と侮辱するのは、黒人だと言って侮辱するのと同じ人種差別だ」

 同紙は「(アトレティコの本拠地)メトロポリターノはラ・レアルにとって最も敵対的なフィールドの一つだ。(24年前にアトレティコのファンによって殺害されたソシエダのサポーターである)アイトール・サバレタの事件後、ファンがほとんど遠征しないのはそのためだ」と指摘。こう糾弾している

「アトレティコのフロントが何の対策も講じていないのをいいことに、アトレティコファンが何の制御もなく自由に歩き回り、その攻撃性と暴力の結果として生じる危険を伴い続けている」

 同紙は、クラブはそういったファンを野放しにするべきではないと主張している。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部