シルバ(左)と久保(右)。小柄な技巧派レフティという共通点があった。(C)Getty Images

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 レアル・ソシエダで大活躍中の久保建英がインタビューに応じ、今年7月に現役を引退したダビド・シルバについて語った。チャンピオンズリーグの公式Xが映像を10月2日に公開した。

 元スペイン代表のシルバは、今季もソシエダの中心選手として活躍が期待されていたが、プレシーズンの練習中に前十字靱帯を損傷。37歳でピッチを離れることとなった。昨夏に加入した久保とは息の合ったコンビネーションを見せ、小柄な技巧派レフティという共通点もあるなかで“師弟関係”とも評された。

 久保は15歳上の師匠について、「結構要求をしてくる選手」と振り返り、こんな具体的なエピソードを明かした。
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「元々選手としてのレベルが高いですけど、自分にも他人にも要求する、すごく良い選手でした。僕が学んだのはスペースの使い方だったりとか。彼も含めて自分もですけど、ドリブルした時に相手を引きつけられる選手は、当然周りにスペースが生まれてくるので、たまに僕がボールを持って相手を引きつけた時に、『自分を見てくれ』『自分のところにスペースが空くから』って。『そこにスペースが空くから、1対1で仕掛けるのも良いけど、1対2、1対3ってなった時に、周りにフリーの選手がいるのを忘れるなよ』ってことを言われました。

 やっぱり、それを他の選手に言われるのと、ダビド・シルバ選手に言われるのとでは説得力が違うので。僕も落ち着いて、最後のほうは特に、カットインとかをする時に、シルバ選手の位置を把握しようと努めていましたね」

 若き日本代表アタッカーはソシエダに加入以来、飛躍的な成長を遂げ、どこか風格も漂うように。その要因の1つには、間違いなくレジェンドとの出会いがある。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部