カラバオカップのレスター戦でアシストを記録した遠藤 photo/Getty Images

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カラバオカップ3回戦でレスターと対戦したリヴァプール。日本代表MF遠藤航はこの試合でスタメンフル出場を果たした。

リヴァプールはレスターに先制を許すも、後半に3得点を記録し、3-1で逆転勝利に成功。遠藤もチームの2点目となるMFドミニク・ショボスライのスーパーゴールをアシストし、チームの勝利に貢献した。

チームの勝利に貢献した遠藤は、データサイト『Opta』によると、インターセプトを4回、空中戦勝率75%を記録しており、持ち前のディフェンス力を見せた。また、遠藤は敵陣でのパスを33回記録しており、成功率は驚異の90.9%を記録。ファイナルサードへのパスも11回出しており、攻撃面でも際立ったスタッツを残している。

『GiveMeSport』では、「30歳の彼はボール保持の際に素晴らしく、試合中のパスミスはほとんどなかった。彼は何度もピンポイントで正確なロングボールをピッチ全体に送り、見事なプレイを見せたが、チームメイトがピッチを駆け上がる際に、短いパスを効果的に届けることもできた」と遠藤のパスを称賛している。

SNSでも「なぜアシストの遠藤についてもっと話さないのか」、「なんて素晴らしいパフォーマンスだろうか」、「ヘンダーソンをアップグレードしたようだ」、「彼はチアゴを思い出させるが、チアゴよりもいい」などこの試合の遠藤のパフォーマンスへの称賛の声は多い。

ピッチ中央での細かいパスだけではなく、正確なサイドチェンジなどピッチの幅を生かしたパスを送り、リヴァプールのリズムを作った遠藤。

今夏にリヴァプールに加入し、1人少ない難しい状況でのプレイを強いられたりと、アピールできていない試合もあったが、レスター戦は今後のポジション争いに影響を与えるようなパフォーマンスであった。

MFアレクシス・マックアリスターやショボスライといった錚々たるメンバーとのポジション争いを制することは簡単ではないが、遠藤はリヴァプールで定位置を確保することができるだろうか。