ももいろクローバーZが東京03・飯塚悟志ら芸人と送る、歌とお笑いのバラエティショー『ももクロChan THE SHOW』レポート

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ももいろクローバーZのリアルな姿を配信するテレ朝動画のオリジナル番組『ももクロChan』。その番組イベント『ももクロChan THE SHOW』が8月31日、EX THEATER ROPPONGIにて開催された。

有観客では初めての開催となった今回の配信イベント。ももクロのファン、通称“モノノフ”の声援を受けて、過去2回のオンラインライブ以上の盛り上がりを見せた。

全5曲の歌唱パフォーマンス、コント、チャレンジ企画と盛りだくさんで、『THE SHOW』の名にふさわしい“ザ・エンタテインメント・ショー”の模様をレポートする。

◆貴重なライブパフォーマンスとモノノフの大声援で幕開け!

開演すると、ステージのモニターに舞台裏のももクロの姿が現れる。番組の名物コーナー「ライブ会場の一角にカメラを置いたら〇〇が撮れました」の再現に「いつもの『ももクロChan』だ!」と期待が高まる。

モニターが暗転すると、ももクロのライブではおなじみのオープニングSE『overture 〜ももいろクローバーZ参上!!〜』が流れ、客席は総立ちに。

今回設けられた“推し席”が壮観だ。客席が上手側から、高城れにの紫、玉井詩織の黄色、百田夏菜子の赤、佐々木彩夏のピンクに分かれているのだ。ももクロのファンであるモノノフは、自分の推しメンバーの正面に陣取り、推しとの一体感が生まれていた。

4色のペンライトがきらめき、モノノフの大声援に導かれ、番組衣裳のオーバーオール姿で登場した4人は『DNA狂詩曲』を披露する。

続いてサマーソング『ワニとシャンプー』をパフォーマンス。本イベントの開催日は8月31日、つまり「ワニシャン」で歌われる“8月最終日”だったのだ。終わらない宿題に追われる様をユーモラスに歌うこの曲を、8月最終日に聴くことができたモノノフもヒートアップ!

そして、最新曲『MONONOFU NIPPON feat. 布袋寅泰』を披露。ももクロの新たな代表曲となったこのナンバーで、会場の盛り上がりは最高潮に達した。

◆東京03・飯塚とコントを披露!アンケートで明かされる、ももクロの素顔も

会場が声援に満ちると、ステージにはセットが現れ、オープニングコントへ。歌あり、コントあり、企画あり。これがバラエティショー『ももクロChan』の真骨頂だ。

ももクロの4人がボケまくり、日本を代表するコントトリオ・東京03の飯塚悟志がツッコむ。豪華な共演に、何度も爆笑が巻き起こった。番組でおなじみの佐々木扮する「あーりんロボ」も、相変わらずのおとぼけっぶりで観客を魅了する。

コントが終わると、かが屋の加賀翔、賀屋壮也、土佐兄弟の卓也と有輝も参加し、企画コーナーが行われる。「関係者ぶっちゃけアンケート」では、ゲストの芸人2組に加えて、千鳥のノブや、平成ノブシコブシの徳井健太、ももクロを支えるバンドメンバーやスタッフから、赤裸々なコメントが届いた。

「最近『さりげない色気ドキッ』と来るメンバーは?」では、8月に初めての写真集を出した高城が話題になり、初耳だった飯塚が驚く場面も。また「私生活に変なこだわりをもってそうなメンバーは?」では、百田の意外と(?)几帳面なエピソードも明らかに。

順位形式での結果発表が大盛り上がりで、観客も手元に持った4色のパネルで投票に参加し、会場は一体となった。

 

◆奇跡を起こし、歌で大団円!「いつか24時間やりたいね」

こってりグルメを楽しむ人気企画「こってりパトロール」の佐々木隊長と玉井隊員による、番組グッズ紹介のあとは「ももクロChanダービー」だ。

“出走馬”である、ももクロの4人がクイズや紙飛行機遠投、そしてフリースローにチャレンジ。勝ち馬を予想するパネラーとして参加した芸人たちの期待を背負って、挑んだ。

百田の豪快な珍回答に沸き、4人の折った紙飛行機が客席に飛ぶと、会場中が息をのむ。最後のフリースローでは、誰もが予想しなかったミラクルが起こった。モノノフの前に立つと、いつも以上の力を発揮するのがももクロだ。

興奮冷めやらぬなか、イベントはももクロのパフォーマンスで締めくくられる。まずは今年、グループ結成15周年を記念してリリースされた楽曲『いちごいちえ』を歌唱。ファンへの感謝と熱い思いが込められた楽曲に胸が熱くなる。

ラストを飾るのは『スターダストセレナーデ』。ももクロとモノノフをつなぐこの大切な楽曲で、佐々木が「一緒に歌ってくださーい!」と呼びかけると、ももクロの4人とファンの歌声が会場を満たし、笑顔で感動のフィナーレを迎えた。

このときステージの後方で、会場の誰よりも楽しそうに、激しく踊っていた飯塚。先輩芸人のかわいらしい姿に、後輩芸人のかが屋のふたりも「見たことない」と笑う。「いつか24時間やりたいね〜」と飯塚が口走ると、百田は苦笑いで首を振ったが、この配信が好評となれば、さらにパワーアップした大型イベントも行われるはずだ!