つば九郎の人生相談「サステナブルとか、よくわからない横文字の多様に困っています」
第50回
自由奔放ながら多くのファンから愛されている東京ヤクルトスワローズのマスコット、つば九郎が読者の悩みに答える人生相談。様々な悩みに毒舌混じりのつば九郎節全開で、時にはズバッと時にはゆる〜く答えていきます。
【お悩み】
ローンチとかサブスクリプションとか、サステナブルとか、最近はよくわからない横文字が多様されていて困ります。「日本語で言ってくれればいいのに」と思うのですが、つば九郎さんはどう思いますか?(富士山から駿河湾)
つば九郎 ちなみに「ろーんち」って、ぼくもわからない。ろーそんちけっとのこと?
――ローソンチケットは「ローチケ」です(笑)。ローンチとは、「新商品や新サービスを世の中に発表すること、送り出すこと」という意味らしいです。「公開」「開始」「発信」の意味で最近、多用されていますよね。
つば九郎 ちいさいころ、わかいころは、かたかなのことばもすぐにおぼえられたけど、としをとると、なかなかおぼえられないよね。
――小さな子どもは恐竜の名前も、電車や車の名前もすぐに覚えますよね。
つば九郎 きょうみがあることはすぐにおぼえられるものだけど、きょうみがないものはなかなかおぼえられないもの。でも、あるていどのいみさえわかってて、とくにこまらないなら、そのままでもいいとおもう。もしも、こまるようなら、さいていげんのいみだけはおぼえればいい。
――他人が「ローンチ」と言っていても、「あぁ、立ち上げのことか」と自分で理解していれば、確かに困りはしないですよね。つば九郎は困ったりはしていませんか?
つば九郎 つばくろうのばあいは、かたかながかけないので、みんながこちらにあわせてくれてたすかるし、「りくえすと」も「こりじょん」も、ひごろからつかっているのでだいじょうぶ。もしわからなければ、しらべたり、ひとにきいたりすればいい。「さぶすく」といわれても、「え、なにそれ? べつのがっこう?」ってきけばいいとおもう。
――「メインの学校」ではなく、「サブのスクール」、略して「サブスク」(笑)。
つば九郎 「にほんごでいってくれればいいのに」というきもちもわかるけど、あえてよこもじやかたかなをつかいたがるひともいるから、それはつきあってあげてね。