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7月27日放送の「プレバト!!」は「炎帝戦直前スペシャル」を放送。これまで番組出演者が詠んできた句を題材に、タイトル戦で優勝経験のある永世名人の千原ジュニア&藤本敏史(FUJIWARA)、名人10段・横尾渉、特待生3級・森迫永依の4名が「俳句の抜き打ちテスト」に挑戦した。題材として紹介された句の中から、今の季節にピッタリな“夏”がテーマの句を中心に復習!

■"才能アリ"はどっち!?難問クイズに実力者が挑戦

クイズ1つめは、番組出演者が過去に詠んだ2つの俳句を見てどちらが"才能アリ"の句だったか当てるもの。山之内すずは中学時代に初めてマニキュアを買った実体験を、市川右團次は遊び疲れたわが子がペットボトルのお茶を飲み干す場面を詠んだが、一方は"才能アリ"でもう一方は"凡人"査定。夏井いつき先生に"才能アリ"と高評価を受けた句はどっち?

★"才能アリ"ゲット!山之内すずの句「風薫る初のマニキュアは百円」

タイトル戦4回優勝を誇る藤本も「どっちも良くない!?」と戸惑った2句だが、オンエア時に"才能アリ"をゲットしたのは山之内の句だった。

Bの句、右團次が詠んだ「若夏をラッパ飲みする白帽子」は夏のハツラツとしたイメージが伝わる句だが、残念ながら凡人評価。夏井先生曰く「"若夏"っていう季語は本来、沖縄で稲の穂が出てくる初夏」で、"子ども"のイメージと結びつきにくいため。結果、Aを選んだ藤本と森迫が1点獲得!

■残ったのは漢字一文字だけ!番組史に残る(?)劇的添削

クイズでは、11年間に番組で放送された全2702句から跡形もなく添削された俳句もピックアップ。「猛暑日」をお題に詠んだみちょぱは、17音中たった漢字1文字しか残らないズタボロ添削!

★漢字一文字しか残らず...みちょぱの句「炎天に映える黒肌まだ足りぬ」

「私は黒肌が好きなので、炎天って"天然の日焼けサロン"なんです。もっともっと焼きたい、という気持ちを詠みました」と説明したみちょぱだが、査定は"才能ナシ"の最下位。夏井先生は「炎天という季語に頼るのではなくストレートに『日焼』という季語で表現なさったほうが、あなたの言いたいことが素直に伝わると思いますよ」とザクザク添削し、残ったのは"肌"の一字だけ、という結果に。

★みちょぱの句へ 夏井先生の添削後「美しき日焼の肌をなおも焼く」

「これで足りなければ(下五に)"焼く焼く焼く"とでも自分で書いといてね」とつれない夏井先生。放送当時、スタジオではMCの浜田雅功も大爆笑だった迷場面!

■過ぎゆく夏へ...ニューヨーク嶋佐の句が驚きの大変身!

「抜き打ちテスト」5問終わった時点で全員3問ずつ正解で並んだ4人。最後は、あと1歩で1位の栄誉を取りこぼしてしまった"惜しい句"をオンエア当時の夏井先生と同じように添削する問題。ニューヨーク嶋佐和也が「ソフトクリーム」をお題に詠んだ一句から出題された。

★あと1歩(?)で1位!ニューヨーク嶋佐の惜しい句は...
「夏の雲ソフトクリームと溶けていく」

入道雲とソフトクリームを並べた夏らしい句。嶋佐は「ソフトクリームが溶けていく様と、夏の雲が過ぎていって短い夏が終わっていく情景がね...子供の時の思い出がよみがえってきませんか?」と説明したが、査定は"才能ナシ"最下位だった。

だが夏井先生は「夏が終わっていく、ということが言いたかったのね?それが言いたいなら...」と、驚きの添削。その添削の内容は?というのが今回の問題だ。当時のオンエアを見て勉強していた森迫が、見事この問題の正解をゲット!

★ニューヨーク嶋佐の句へ 夏井先生の添削★
「溶けていくソフトクリーム・雲そして」

終わってみれば、特待生3級の森迫が4点ゲットで勝者となった新企画「抜き打ちテスト」。夏井先生が過去のオンエアで繰り出した、"・"を使い"そして"でその先を想像させる技アリ句に、千原ジュニアら名人たちは「初めて見た!」と目を丸くしていた。

次回、8月3日(木)の「プレバト!!」は... 「俳句 夏のタイトル戦『炎帝戦』」など3時間スペシャルを放送する。芸術性や文才など芸能人のあらゆる才能をプロが査定! 才能アリなら絶賛!才能ナシなら容赦なく酷評!浜田雅功が最強講師陣を率いてお届けする新しいカルチャースクール番組『プレバト!!』はMBS/TBS系で毎週木曜よる7時放送。