日本投入は約12年ぶり!

かつて日本でも売っていた三菱の世界戦略車「トライトン」

 三菱自動車は2023年7月26日(水)、1トンピックアップトラック「トライトン」の新型をタイで発表しました。


新型「トライトン」(画像:三菱自動車)。

 日本ではラインアップも少ないピックアップトラックですが、海外では大人気で、「トライトン」は三菱の世界戦略車となっています。フルモデルチェンジは9年ぶり。なお初代は日本でも販売されていたものの、日本の環境では大きすぎることなどから、あまり売れませんでしたが、今回、12年ぶりに日本投入も予告されました。

 新型は、新たに開発したラダーフレームとシャシーで悪路走破性を強化。フロントのサスペンションはダブルウィッシュボーン式、リアはリーフスプリング式と足回りを鍛え、走破性と良好な乗り心地を高次元で両立しているといいます。

 またパワートレインには新開発の2.4Lクリーンディーゼルターボエンジンを採用。用途に応じて出力が異なる3タイプが用意されます。EV化も進むなかでのクリーンディーゼルエンジンの新開発は、ピックアップトラックならではでしょうか。

 4WDシステムには電子制御のアクティブヨーコントロールを組み合わせ、ドライブモードをアップデートするほか、先進安全装備も充実させて、ビジネスユースからパーソナルユースまでカバーするといいます。

 ボディタイプは3種類あり、1列シートのベーシックなシングルキャブ、SUVの快適性とトラックの実用性を兼ね備えたという2列シートのダブルキャブ、そしてフロントシート後ろに荷室スペースを設けることでリクライニングも可能なクラブキャブを用意。

 新型トライトンについて三菱自動車は、「最終的には100カ国以上で年間20万台規模となる見通しで、まさに当社の屋台骨を支える最重要モデルであり、成長フェーズの幕開けに投入する、第一弾となる世界戦略車」と太鼓判を押してます。日本投入は2024年初頭だそうです。