地下鉄七隈線 博多延伸で「利用客150%」に!? 「限界まで増便」ダイヤ改正へ 福岡市
JR博多駅直結は「沿線住民の悲願」でした。
「これ以上増便できません」
地下鉄七隈線の車両(画像:福岡市交通局)。
福岡市交通局は2023年7月25日(火)、ダイヤ改正により平日の朝夕に計6往復の増便をおこなうと発表しました。改正日は8月19日(土)です。
これは「ラッシュ時間帯の混雑緩和など」を目的として行われるもの。平日に、朝の時間帯が2往復、夕方の時間帯は4往復増便となります。
七隈線は、ことし3月27日に天神南から博多まで延伸開業。JR博多駅への直結で、利便性が飛躍的に向上することとなりました。
交通局によると、七隈線の1日あたり乗車人員は、2019年には8万4607人だったのが、博多への延伸開業から1か月後の2023年5月には「12万4458人」を記録したそうです。
従来の1.5倍に膨れ上がった利用客。増便は少しでも混雑に対応するための措置ですが、今回の6往復は「今の車両数で対応できる増便の限界」(交通局)とのこと。すでに延伸対応として新型車両「3000A系」が4編成導入されていますが、今後必要に応じて、さらなる車両の増備を検討する可能性もあるといいます。