富士山よりも高い場所でのテストに耐えたぞ! トヨタ「ハイラックス」インド北部軍に納入開始
ちなみに先代はジムニー。
耐久性の高さはピックアップトラック随一
インド陸軍は現地時間の2023年7月20日、トヨタのピックアップトラックである「ハイラックス」を初納入したと発表しました。
トヨタ「ハイラックス」(画像:トヨタ)。
同車両はインド陸軍の保有車両拡大を受けて発注されたもので、現在運用しているマルチ・ジプシー(スズキ・ジムニーをベースとした車両)を置き換える予定の車両のひとつです。
インド陸軍はほかに、自国メーカーであるマヒンドラの「スコーピオ・クラシック」、タタの「ゼノン ピックアップ」、そしてマルチ・スズキ(スズキのインド子会社)の新型「マルチ・ジムニー」5ドアなどを順次納入しています。
最終的に「ハイラックス」を何台購入するのかは明らかとなっていませんが、まずインドでも高地や山間部が多い地域の担当となっている北部軍に配備されるとのことです。そのため納入前には、インド軍技術評価委員会が数か月にわたり、氷点下の気温から1万3000フィート以上(約3970m)の高地まで、さまざまな気象条件や悪路でテストし、合格したそうです。
納入式の様子をTwitterで公開した北部軍も「ハイラックスはその強じんさ、耐久性、信頼性のほか、強力なエンジンと4輪駆動によるオフロード性能でも知られる。インド陸軍の作戦能力を強化し、車両を近代化するでしょう」と絶賛しています。