セスナ機にもUSBポートが付くようになるそう。

軽飛行機の代名詞的存在が大幅リニューアル

 アメリカの航空機メーカー、テキストロン・アヴィエーションは2023年7月18日、ベストセラー軽飛行機セスナ172「スカイホーク」同182「スカイレーン」、同206「ターボスカイレーン(スーパースカイレーン)」、同206「ターボステーショネア」について、大幅な改良を施すと発表しました。


テキストロン・アヴィエーションの子会社セスナ・エアクラフト・カンパニーが開発・製造する軽飛行機セスナ172(画像:テキストロン)。

 新型は2024年に登場する予定で、さまざまなハイテク装備が標準搭載となり、インストルメントパネル(いわゆる計器盤)も一新、さらにシートもモダンで快適なものへと換装されているとのこと。加えて機内の快適性と機能性向上を図る一環で、全ての座席に新たなヘッドセットのジャックとUSB充電ポート(形状はタイプAおよびC)を備えるといいます。

 なかでも基幹モデルといえるセスナ172は、日本でも軽飛行機の代名詞的存在として知られる機体で、1955(昭和30)年6月12日の初飛行以来、これまでに約4万5000機が製造されています。この数は、史上最も多く生産されている航空機としてギネス世界記録にも認定されているほどです。

 関係者によると、今回の改良で、一連のモデルはよりモダンでスポーティなものに生まれ変わるとしています。