次期スマホ「Nothing Phone (2)」が日本時間7月12日0時に正式発表!

Nothing Technologyは13日(現地時間)、すでに予告していた通りに同社が「Nothing」ブランドの次期スマートフォン(スマホ)「Nothing Phone (2)」(型番:A065)の公式発表イベントを現地時間(BST)の2023年7月11日(火)16:00から開催するとお知らせしています。

イベントは同社の公式Webサイト「nothing.tech」にてライブ配信されるとのこと。日本時間(JST)では翌7月12日(水)0:00からとなっています。なお、ティザーWebページ( https://jp.nothing.tech/pages/event )も公開されており、メールアドレスを登録すると最新情報を随時案内するとしています。

その他、総務省はが「高周波利用設備の型式指定・型式確認の公示」おいて「型式指定の型式名・指定番号・製造業者等の氏名又は名称の公示」を更新して「平成29年4月17日〜令和5年4月30日」を公開し、このうちの非接触IC機能「NFC(Type F/FeliCa含む)」に関する「誘導式読み書き設備」としてNothing TechnologyがNothing Phone (2)となるA065を申請したことが掲載されています。

同社の公式発表イベントのティザーWebページに日本向けが用意されていることと合わせて鑑みると、前機種で同社初のスマホ「Nothing Phone (1)」(型番:A063)と同様に日本向けの各種認証(いわゆる「技適」など)を取得して日本向けにも販売するものと見られます。なお、誘導式読み書き設備は必ずしもFeliCaに対応しているとは限らず、NFC Type A/Bのみでも高周波利用設備に該当する場合は申請が必要となっているので、現時点ではどちらの可能性もありえます。


Nothingはスマホメーカー「OnePlus」の共同創業者であるCarl Pei氏が2020年10月に設立したデジタル製品メーカーで、イギリス・ロンドンを拠点とし、2021年7月に初製品となる完全ワイヤレスイヤホン「Nothing Ear (1)」を発売し、その後、同社初のスマホであるNothing Phone (1)を2022年7月に発売しました。

Nothing Phone (1)は日本でも発売され、SoCにQualcomm製「Snapdragon 778G+ 5G Mobile Platform」を採用したミドルハイレンジモデルとなっており、背面に「Glyph Interface(グリフインターフェイス)」と呼ばれる仕組みのLEDライトを備え、通知や充電など状況に合わせてが光るようになってるのが特長です。

すでに紹介していたようにそんなNothingが次期スマホとしてNothing Phone (2)を開発していることが予告され、近日発表予定であると案内されており、Carl Pei氏へのForbesでのインタビューにて今年7月にリリース予定であることが明らかにされていましたが、今回、正式発表が日本時間の7月12日0時からと案内されました。なお、発売時期は2023年夏を予定しています。


Nothing Phone (2)の型番であるA065が総務省による認証情報にもすでに登録されており、日本での発売に向けて着実に準備が進められていると見られます

またすでにCarl Pei氏によって搭載するチップセット(SoC)がQualcomm製「Snapdragon 8+ Gen 1」であることが明らかにされているほか、予告ティザーで公開されていた画像から象徴的なLEDと見られる赤い点滅が示されており、Nothing Phone (1)では背面パネルがスケルトンでLEDで光るデザイン「Glyph Interface」となっていることが特徴でしたが、Nothing Phone (2)でも何からの光を使った仕組みが搭載されることが示唆されています。

同氏はSnapdragon 8+ Gen 1を採用したのは最新の「Snapdragon 8 Gen 2」が非常に高価であるため、スペック競争でトップになるよりもユーザーエクスペリエンス(UX)を優先したことに加え、Snapdragon 8+ Gen 1のサンプル出荷が始まった1年前から徹底的にテストして多数のアップデートによって継続的に最適化していることが挙げられています。


さらに先のインタビューではバッテリー容量をNothing Phone (1)の4500mAhからNothing Phne (2)では4700mAhに増量してSnapdragon 8+ Gen 1による省電力性の向上と合わせて全体的な電池持ちのパフォーマンスが80%も良くなっていると説明され、画面サイズも6.7インチサイズに大画面化し、ベンチマークアプリ「Geekbench」の結果から内蔵メモリー(RAM)は12GBであることが判明しています。加えて各種認証情報からNothing Phone (2)は次世代OSの「Nothing OS 2.0」を搭載しているとのこと。

その他にもNothing Phone (1)は日本でも発売されたものの、Carl Pei氏はインタビューにてNothing Phone (1)は初のスマホということで販売する国・地域を限定する必要があったということですが、同氏のTwitterアカウントにてかつて一緒に働いていたOnePlusでグローバス市場のマーケティングトップからCMOまで努めたKyle Kiang氏が新たにNothingにVice President(副社長)としてジョインし、グローバルおよび北米においてNothing Phone (2)の立ち上げを担当することが紹介されています。



記事執筆:memn0ck


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